梨を頂きました。
- 2023/08/22
- 18:11

千葉県市川市在住のオンライン講座受講者様より、立派な梨を御恵送頂きましたm(_ _)m恥ずかしながら一昨年まで、ふなっしーが梨を擬人化したキャラクターであることを知らなかった蒼流庵主ですが、好きなフルーツの一つです。有難く頂きたいと思います。梨と言えば千葉の特産ですが、市川市はトップの白井市に次ぐ生産量を誇るそうです。ところで、梨は支那の本草書では唐の『新修本草』に初めて記載されていて、“多食すれば人をし...
せっかち
- 2023/05/21
- 08:54

進行ペースが速きに過ぎるという御声もチラホラ聞こえる蒼流庵易学講座だが、せっかちなのは性分らしく、これ以上にはペースを落とせそうにない。そんな庵主にピッタリと思われたのか、録画受講組のO先生よりGWに大神神社参拝のついでに求めたという今西酒造の純米酒「せっかち」を御恵送頂いた。最近でこそ大阪でも買える御店が増えたけれど、10年ほど前は特約店も未だ少なくて、奈良に出たついでに天理の酒屋で購入して帰るのを...
沢水困と山水蒙と水地比と
- 2023/05/12
- 22:34
教育そのものズバリの卦と言えば、それは矢張り山水蒙ということになろうが、オンライン講座開催から一年を経て思うのは、寧ろ水地比や沢水困を想起することが少なくないようだ。内外どちらかに坎水を含む辺りにも人に物を教えるということの困難を表しているような気がする。水地比というのは孰れかと言えば吉卦に属する大成卦の一つだが、実際には中々にしんどいことが多い運気の只中に居る場合があって、唯一の陽爻である九五は...
八卦の象意と雑卦伝
- 2023/04/28
- 23:55
先程終えた第26回オンライン講座では、説卦伝解説の延長として「八卦の象意」と題した六頁のテキストを解説し、続けて「雑卦伝」についてもお話した。「八卦の象意」は、紀藤元之介『活断自在』の53頁から71頁まで記載された八卦の取象例に、庵主の判断にて現代的なもの若干を増補したテキストであり、古めかしい「説卦伝」の取象を一応は頭に入れたうえで、より実践的な理解に努める必要があると判断してのことである。巽を魚とす...
説卦伝読了
- 2023/04/15
- 10:05
昨晩の第25回オンライン講座では、受講者諸氏と共に『説卦伝』を読解。当初は続けて『雑卦伝』も読むつもりでいたのだけれど、同時に読んだのでは多少時間をオーバーすることが判った為、二回に分けることにした。一昨年の個人教授では、六十四卦読了後に文言伝、繋辞伝の順に残りの翼伝をこなしたものの、二年間という短い期間を考えれば、実占に於ける重要度の高いものは成るべく早いうちにやっておくべきだと思うようになった為...
おりかえし
- 2023/03/27
- 18:18
先週、蒼流庵易学講座の第24回を終え、ようやく折り返し地点に到達したのは感慨深いものがある。前半最終回は、「易占手引草」と題して実占上の要訣を羅列したサブテキストを最後まで読み進めて終わったが、普通に街占でもすれば半分以上を占めるであろう色恋沙汰の占の他、失せ物や失踪の占、時期や数の取り方などにも及んだ。ラストは病占で締めくくったが、ここが臨床家の多い今期では一番楽しんで頂けた箇所ではないかと思う。...
胎占指南
- 2023/03/12
- 10:33
一昨日の第23回蒼流庵易学講座は、胎児の性別判断を中心に所謂「胎占」関連の技法を色々お話する回とした。昭和以前には今よりも遥かに胎児占の需要が高かったようで、占例集等を覗き見ても、端々に此の分野の占断例が見えている。背景には是が非でも第一子に跡取りたる男児を望むという考えがあったようだ。今では、家族観念の変化により、第一子は男児をというような考えは既に時代錯誤の、いな顰蹙さえ買いかねないものとなって...
治未病之思想
- 2023/02/16
- 18:27
先週行った第21回蒼流庵易学講座では、番外編として「治未病之思想~東洋古典に医術の理想像を探る~」と題し、特別講座の回とした。前回の講座にて六十四卦はラストの水火既済と火水未済の二卦をのみ残して居た為、後半に一時間の空きが出来るので、その穴埋めとして年明けから準備を始めていたものの、分量が当初の想定を上回って重卦ならぬ超過してしまい、思い切って独立した回とすることにした(残りの一時間は序卦伝を読み直...
大成卦講義修了
- 2023/01/27
- 22:08
先程、第20回蒼流庵易学講座にて、序卦のラストを飾る火水未済の解説を終え、18回九ケ月に及んだ大成卦の講義が終了した。2021年に行った個人教授では倍のペースで講義した為、僅か四ケ月で終えてしまったから、今年度に比すれば随分と駆け足をしたことになるけれど、九ケ月も振り返ればアッという間に過ぎた気がする。今回はオンライン形式の利点を最大限に活かすべく、厖大な資料を渉猟して本文の理解を促すスライドを多く制...
オンライン新年会
- 2023/01/18
- 18:46
先週、新年会を兼ねて第19回のオンライン講座を開催。久しぶりに録画受講組の方も自由に参加して頂けるようにし、冬至ないし元旦に各自立卦してもらった年筮の内容を庵主が一つ一つ読卦しつつ、楽しく飲酒して頂ける気楽な回とすることにした。本当は、それぞれの得卦を各自で検討して行く卦読み会のようにしたかったのだが、まだ六十四卦が既済と未済を残して完全には終了しておらず、実占が目当てでない方が大半(臨床家多数)と...
準素読方式
- 2022/11/10
- 18:52

蒼流庵易学講座の録画受講生で古書収集家のY氏が、講座で使用しているテキストを評して「準素読方式」という表現を使われたのは言い得て妙という気がした。「素読」というのは江戸時代の漢文教育というか読書法の基礎であって、意味を取ることは全く考えずに、ただ原文をスラスラと読み上げられるように音読を繰り返すものである。一頃流行った「声に出して読む〇〇」は、その安直なリバイバルであった。素読は暗記を前提にしてい...
習わざるを伝えしか
- 2022/09/28
- 18:52
気が付けば春からスタートした蒼流庵オンライン易学講座も半年が過ぎ、序卦38番目の火沢睽まで読み進めた。心なしか初めは緊張の強かった参加者諸氏も幾分ほぐれて来た様子で、こちらとしても少しやり易くなって来たように思う。と言っても相変わらず御質問は少ないのだが、もしかするとこれは庵主の講義が余りに明晰を究めて疑問の湧く余地が皆無に近いという単純な事実の反映に他ならないのではあるまいか等と調子の良いことを考...
受講の御感想その3
- 2022/05/23
- 18:51
今回も楽しく受講させて頂きました。1回目は本当に理解が難しかったのですが、『マンガ易経』が読める様になり、世界観のお話なんだな、と方向性が見えてきた様に感じます。2回目を受講しての感想は「ユング心理学との共通点があるな」と思っていました。私は心理学、カウンセリングもさせて頂いており、ユングという精神分析家が好きなんですが、ユングの「シンクロニシティ」の解釈ととても近いものを感じ興味深かったです。それ...
受講の御感想その2
- 2022/05/19
- 18:02
第1~3回の受講の感想です。受講して感じたことはなにより懇切丁寧に教えていただけること。初心者はもちろん、ある程度「易経・易学・易占」の知識を持っている中級者に対してもしっかりと教え説いてくれます。先生が提供してくださる情報・知識は単に易占に関するものだけでなく、易学に関する歴史や系譜にも及びます。その豊富な知識・情報量には舌を巻きます。さらには先生が実際にフィールドワークとして探訪された史跡写真...
受講の御感想
- 2022/05/16
- 18:38
蒼流庵易学講座の録画視聴コースの受講者に神奈川県の方が居られて、私でも見たことの無いような希少な易書を数多く所蔵されているのだが、先日第二回講座の録画を視聴された直後に御感想のメールを頂戴した。掲載許可を頂いたので、ここに紹介させて頂くことにする。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~蒼流庵先生 いつも大変お世話になっております。初回の講義がとても楽しく、2回目の講義は、配信開始のメールをいただ...