キリ番プレゼント~77777~
- 2019/04/27
- 14:14

今回のキリ番プレゼント77777は、蒼流庵からほど近い和泉市在住の鍼灸家の先生が当選されました。易学にご興味があるということだったので、あれこれ手元をひっくり返し、最初のキリ番企画11111の際に贈呈した地天泰湯呑の天火同人バージョンを差し上げることにしました。これで、手元にある易湯呑は地天泰の焼き損じが一個だけとなってしまい、完品は一つも無くなってしまいましたが、死蔵していても仕方ないので、使っ...
『問答式漢方要抄』林二原著
- 2019/04/23
- 18:38

『問答式漢方要抄』林二原著(1989年刊)粟島行春先生が、韓方の名家で最も親しくしておられたのは林二原という先生で、脈診では韓国随一の名人として知られた人らしく、殊に胎児の性別判断は百発百中であったそうな。試しに、妊婦でない者を妊婦と偽って脈診させたところ、しばらく脈を診た後で、「この人は妊娠していないようです」と応えられたのは、まさに名人の面目躍如だったと、粟島先生はよく話されていた。なお、脈診の大...
趙奎慶先生
- 2019/04/19
- 18:10

左:粟島行春先生/右:趙奎慶先生粟島行春先生(1926~2010)は、晩年まで中国各地の中医薬大を歴訪して討論会を開催し続けられた為、中医学の大家達と活発に交流(特に広州とは関わりが深かったようだ)されたが、かつて朴正煕大統領(1917~1979)の時代には韓国に渡って“土づくり運動”を展開された関係で、その活動の初期にはむしろ韓医の方々と深い繋がりがあったものらしい。殊に、韓国随一の名人と称賛してやまなかったのが...
未病~ゴルゴ13~
- 2019/04/15
- 18:02

『ゴルゴ13』192巻(リイド社/2019年4月刊)庵主は漫画をあまり読まないクチだが、唯一現在進行形で最新刊が出ると必ず購入しているのが、さいとう・たかをの『ゴルゴ13』で、今月出た最新刊は192巻と、『こち亀』が打ち立てた200巻に迫るところまで来ている。もっとも、収集自体は父親から引き継いだものなのだが、政治経済軍事をテーマにした内容は毎回とても面白く、国際情勢を知るうえでも、なかなか有益な読み物であると思う...
成道山法輪寺様のHPに水野南北関連の写真を提供させて頂きました。
- 2019/04/14
- 12:17

かつて水野南北の墓所があった浄土宗成道山法輪寺の北村隆彦住職よりご連絡があり、同寺のHPを制作したので、出世不動明王の解説に、拙ブログに掲載されている水野南北先生・生誕二百周年記念法要(昭和32年11月10日)の写真を使用したいとのことで、掲載許可を求められた。断る理由など一つもなく、快諾させて頂いたが、もともと此の写真は徳風会の竹谷先生より提供して頂いたものである。法輪寺では、法要時から二代の代替わりを...
医人たちの顔合わせ会
- 2019/04/11
- 19:31

昨晩は、子孫マイラーで整形外科医の今井先生にお声掛け頂き、天満橋のお料理堀川さんで、日本医史学会関西支部の方々と会食。実は、今井先生が昨秋の大会で理事に推挙されたものの、現事務局長の田中先生以外の主要メンバーとはあまり面識がないということで、顔合わせがてら会食の機会をと今井先生が企画されたのである。猪飼祥夫先生や三鬼丈知先生は、私は何度もお会いしているので、顔つなぎの役をお引き受けしたものの、実際...
新紙幣を占う
- 2019/04/10
- 18:10

昨日、20年ぶりとなる新紙幣のデザインが発表されたが、中々に評判が宜しくないようだ。かくいう私も、朝刊の一面を一瞥した時、どこの発展途上国の紙幣かと思ったくらいである。友人の一人は、この下品な数字のフォントをこき下ろしていたが、私にはどうも色調が甚だ宜しくないように感じられる。渋沢栄一は、“日本資本主義の父”と称される大実業家なので、福沢諭吉より万札の顔としては相応しいかもしれないが、北里柴三郎は改め...
奥河内へ~生薬探偵の散策~
- 2019/04/07
- 10:46

先日、鍼道五経会の足立先生と二人で奥河内を散策して来た。診療時間の中休みが2時間半に限られている為、その間に散策出来る場所ということで、奥河内を選択。一番のターゲットは、野生のワサビだ。5年ぶりに見に行くワサビは、当時でもイノシシの害で激減しているという話だったので不安があったが、現地入りしてみると、5年前より増えている印象である。なんでもイノシシはワサビを食うのではなく、ワサビ付近の虫やカニをほじ...
天皇紀小攷
- 2019/04/04
- 22:43

近々、皇位継承に伴って亀卜が行われるということで、今日の読売新聞の朝刊にも、今回亀甲を加工して献納する鼈甲職人の記事が出ていた。それを受けたものであろうか、今朝から我が蒼流庵随想へのアクセス数が急増している。そこで、今日は我が国の古い卜筮記録を通覧する上で便利な小西愛之助先生の「天皇紀小攷」をご紹介したい。「天皇紀小攷」は、『易学研究』の昭和45年7月号から56年12月号にかけて連載されたもので、『日本...
易経と元号
- 2019/04/01
- 23:15
信玄号は「徳栄軒」といったそうだが、今日発表された新元号は「令和」だそうな。オリンピックも大相撲も全く観ないクチで、広末涼子ちゃんが出る番組を除きテレビに釘づけになるということは先ずないのだが、これを逃したらもう二度とかかる機会は無いかもしれないと思い、今日は11時からスタンバイして阿字観の如くテレビに張り付いていた。ラ行の元号というのは些か耳慣れぬが、調べてみると、奈良時代に霊亀あり、鎌倉時代に暦...