加藤先生と
- 2020/01/29
- 23:34

昨日、京都出張の帰りに精華町の国会図書館関西館に立ち寄って資料を渉猟していたら、名古屋の加藤久幸先生から突然お電話を頂いた(そこらの公立図書館とは規模が違う為、通話可能な場所まで駆け足で出ていくのに思ったより時間が掛ってしまった)。翌日久しぶりに大阪出張が入り、しかも最後の訪問先が蒼流庵とは目と鼻の先に位置する為、どこかで一献傾けたく候とのこと、幸い予定も空いていたので、17時過ぎに駅近くで落ち合う...
初企画は不発!
- 2020/01/25
- 13:25

今回、初めての読者参加型企画を試みたが、残念ながら不発に終わってしまったようだ。インド占星術家のちほりゃ。先生を除けば、庵主の呼びかけに呼応した占術家の皆無だったのは、そもそものアクセス数が少ない事を勘定に入れても些か情けない。しかも、その唯一無二の投稿さえ、我が広末涼子ちゃんにおける非清楚説を支持するものであったというから無念の極み。とは言え、推測するに殆どの読者諸氏は、広末涼子ちゃんが清楚であ...
初の読者参加企画~広末涼子ちゃんは清楚や否や~
- 2020/01/22
- 19:49
一昨日、都内で行われた映画『嘘八百 京町ロワイヤル』(1月31日公開)の完成披露舞台あいさつで、共演した広末涼子ちゃんを、友近が“変態”呼ばわりする珍事があったそうだ。広末涼子ちゃんは、恐らくは世界一清楚な女性であると思っている蒼流庵主人なので、その涼子ちゃんが変態である等とは俄かには信じがたい話であるが、世の中にはその清楚を信じないという方々も居らっしゃるらしい(女性の場合は僻みの類に決まっている…と...
『実占研究』を読む
- 2020/01/19
- 17:19

先日、『実占研究』の手元に無い古い巻号を閲覧複写して来たが、その成果をいくつか。一昨年、紀藤元之介先生のご子息・木藤謙氏より恵与されたご遺品の中にあったアルバムは、昭和易学史の貴重な資料集と言って良いものであったが、そのうち、最も史料的価値が高かったのが、大正3年の高島嘉右衛門葬儀の模様を写した数枚の写真であった。恐らくは、小玉呑象先生の旧蔵品ではないかと推測していたが、今回見出した記事によると、...
易学図書散策~易学探偵の上京~
- 2020/01/16
- 18:01

目ぼしい掃苔をあらかたこなしてしまって以来この数年、上京頻度は10年前に比べると格段に落ちてしまったが、昨秋に続いて再び上京の機会を持つ事が出来た。今回のメインは、渋谷にある国学院大学の付属図書館。サイトの利用案内を見て、何故か大学の推薦状が居ると勘違いしてしまい、方々の伝手を頼って随分苦戦したのだが、実はそれは私の勘違いで地元の公立図書館の紹介状を発行してもらうだけで利用出来たのであった。ここに...
『易學研究』を読む
- 2020/01/13
- 18:01

愉快ならざる年筮の得卦とばかり睨めっこしていても、気が滅入るばかりなので、気晴らしに古い『易学研究』を時々開いているのだが、古いと言っても尋常一様の古さではない。何せ写真のものは滅多に古書市場に出てこない戦前の巻号で、それも紀藤元之介先生の旧藏品である(一昨年だったか令息の木藤謙氏より恵与されたもの)。昭和17年から同19年にかけての合計11冊が綴じられたもので、紀藤先生のお手元にあった最も古い巻号だっ...
「繋辞伝」を読む
- 2020/01/10
- 18:20

この数年、占断の際に卦爻の辞を確認する程度で、『易』の経文を通しで読むという事を怠っていた為、昨年は久しぶりに『易』をじっくり読み直そうと思い立ち、私なりに真剣に取り組んでみた年だったのだが、特に普段触れる回数の少ない翼伝を繰り返し読む機会を持つ事が出来たのは意義深かったように思う。私が特に注意して読み返したのは「繋辞伝」であり、易の根本思想を説き、易の総論という側面を持つ此の翼伝は、『荘子』天下...
八月に至りて凶あり
- 2020/01/07
- 19:10
前回、「易辞に於ける方位」と題して、卦爻辞中の方位に関する記述について雑感めいた短文を綴ってみたが、これらの辞を用いて占断する場合、方位に言及する事に対して感じる不安は、そもそも『周易』には方角についての記述が至って少なく全方位の出揃っていない事と吉凶との結び付が不明瞭である点に起因している。坤為地の「利西南得朋、東北喪朋」、水山蹇の「利西南、不利東北」、雷水解の「利西南」、地風升の「南征吉」、地...
易辞に於ける方位
- 2020/01/04
- 23:29
三が日は、過去の年筮中、最悪の得卦と言って過言ではない水山蹇および雷水解の二卦と睨めっこしつつ憂鬱に過ごした。殊に気にかかったのは、卦辞に見える「西南に利しく、東北に利しからず」で、今年は久しぶりに岩手にでも行ってやろうと思っていたものの、東北は危ないゾ、いや、大阪から見ての東北というなら上京も控えるべきだろうか、それとも此の辞は通常、西南は坤卦、東北は艮卦を指すと解し、艮山の険阻艱難よりも坤地の...
謹賀新年
- 2020/01/01
- 10:20

蒼流庵随想を御覧の皆様、新年明けましておめでとう御座いますm(_ _)m本年もどうぞ宜しくお願い致します。2020年は子平の年回りが芳しくないようだったので、或る程度予想はしていましたが、年筮はやはり凶兆を示しているようです。凶兆を示す卦は数あれど、水山蹇と言えば、四大難卦の一つにも数えられる屈指の凶卦、彖伝雑卦伝ともに「蹇は難なり」と説きます。險を見て能く止まる事を奨め、大象伝が「君子以て身に反りて德を修...