算木の配置法について
- 2022/04/27
- 19:19
第二回オンライン易学講座では予め撮影した動画を視聴して頂き(PCの前ではスペースの関係からリアルタイムでの配信が難しいと判断したことによる)、様々な筮具や簡易立卦具および其の使用法について御説明を試みたが、普段誰もが何気なく用いている道具類でも其の来歴から説き起こして正確な解説を附すことの出来るのは恐らくは自分位だろうと思う(多くは過去の蒼流庵随想でも記事にしてはいるものの、今回は各種素材などにも話...
第二回易学講座終了
- 2022/04/22
- 23:28
先ほど、第二回のオンライン講座を終えました。前回レコーディングボタンを押し忘れて徹夜の撮り直しを強いられた教訓から、今日は部屋中に「絶対録画!!」と書いた紙をペタペタ貼って殆ど受験生の勉強部屋のような感を呈した蒼流庵でした。が、レコーディングボタンを押したまでは良かったものの、途中でPCを再起動する事態となり、起動後にレコーディングがどうなったか分からず不安に襲われましたが、その分はクラウドに残るよ...
灘高式
- 2022/04/20
- 18:11
蒼流庵易学講座では、例えば一年コースの場合、最初の半年で経文の学習を終え、後の半年で占例検討を中心とした演習を行う予定で居る。通常は、一年のコースなら一年かけて六十四卦をゆっくり終えるというのがセオリーらしいが、それでは最初のほうに読んだ卦は兎も角、後半に学んだ卦は十分な習熟に至らず終わってしまうことになる。占術の観点からすれば、揲筮してどの卦が出るかは完全にランダムであるから、何はともあれ六十四...
質・疑・応・答
- 2022/04/17
- 10:26
もう10年以上前のことであるが、蒼流庵随想のテーマとはまた異なった分野で或る会を主催していた時期があって(私はあくまでも主催者であって講師は別に外部より招聘していた)、参加者諸氏を見ていて悟ったことが幾つかある。まず第一に、筆記量は実力に反比例するという法則で、熱心にノートを取っている人ほど出来が宜しくない。これは一見矛盾するような気もするが、いつまで経ってもノートを取りまくっているという人は、過去...
役に立つモノ、立たないモノ
- 2022/04/14
- 18:19
その昔、故粟島行春先生の主催する春光苑漢方研修会に入門した際、講座概要を記した用紙に「すぐに役立つ実践講座」と記されていたのだが、いざ開講してみると『傷寒論』の条文解釈が延々続くのみで、すぐに役立ちそうなものなど殆ど無かったように記憶している。これでは騙されたような気がした入門者が続出したのではないかと思うが、本当の事を言えば、すぐに役立つものは大抵すぐに役に立たなくなるという逆説を含んでいるもの...
中世日本の易神の形成について
- 2022/04/10
- 20:23

本日は日本易学連合会近畿支部の春季研修会を拝聴しに、今年初めて電車で大阪市内へ。登壇したのはちょうど一年前に文学博士となられた奈良場勝老師。正直、最近読むに堪えない易の大家の駄本を読んで口直しになるような知的刺激が欲しいと思っていたところである。講演内容は近々出版される某論文集の一篇として世に出ることが決まっている為、詳しいことを書くのは憚られるのだけれど、簡単に言うと、「広末涼子チャンは清楚や否...
蒼流庵易学講座開講
- 2022/04/09
- 16:25
昨晩、いよいよ蒼流庵易学講座が開講しました。今回はオリエンテーション的な内容ですので、時間に都合のつく方は録画視聴コースに申し込まれた方に関してもリアルタイムで参加して頂けるようにしました。最初に二年間のコースの進め方を御説明し、「周易のイロハ」と題したテキストを一緒に読んで行きましたが、第一回は肩慣らしなので、易学の基礎的な事項を簡単に御説明するにとどめました。具体的には、・周易の歴史・易の字義...
エラい人・エラくない人
- 2022/04/07
- 18:46
先日の記事に書いた某易の大家は、プロフィールを拝見するに中々華麗な経歴の持ち主であるらしく、色々有名な先生に師事なさっているようだ。成程、これでは本人が大家と錯覚するのも、それこそ“大過”ではないのやも知れぬ。しかし、こういう人を見ていて実感するのは、エラい人に習ったからといってエラい人になれるとは限らないという至極当たり前の事柄で、私がイチローに習ったからといって野球選手になれないのと同じである。...
東洋学の基礎講座として
- 2022/04/05
- 10:25
昨年の個人教授は所詮知友が相手だったから至って気安いところがあったけれど、今年のオンライン講座は一面識さえ無い方の方が多数派につき、こちらも俄然気合が入らざるを得ない。勿論、昨年が手を抜いていたという訳ではなくて、寧ろテキストの作成が同時に進行した分、恐らく労働量ないし予習に費やす時間は何分の一かに低下するものと思われ、其の点では大分ラクが出来そうな気はする。ただし、前回の内容をただ貧しく反芻する...
締め切り間近~蒼流庵易学講座~
- 2022/04/01
- 00:03
4月からの蒼流庵易学講座は4月1日を最終の申し込み締め切り日とさせて頂きます。一昨日最終のテキスト改訂を行いましたので、順次既にお申込み完了された方に郵送にてお送りして行きます。参加を検討なさっている方は、今一度募集要項を御読みの上、お問い合わせください。結局、赤塚本や三浦本も一通り裏テキストには取り入れ、『増補版高島易断』も随所に摂取することにしました。技術的な制約の多かった昭和の易学教授とは異な...