今年のメドハギ
- 2022/06/28
- 18:34

今年もメドハギ採取の時期がやって来て、一年の過ぎ去るのが年々早く感じられるようになっていることを痛感する。昨年の野外学習では細い個体ばかり採取してしまったので、乾燥させてみると更に収縮して随分頼り無げな蓍策になったのが反省点。そこで今年は乾燥による収縮を考慮して、気持ち太めのものばかり選んで採取してみることにする。今回は初めてのポイントを意欲的に開拓してみて、それはそれで大量に収穫出来たのは一先ず...
創世記の世界
- 2022/06/25
- 17:04
読書百遍意自ずから通ず等というけれど、幾ら読んでも分からないものは分からない。読み手の頭脳が愚鈍蒙昧を極めて居れば、対象を幾ら眺めまわしたところで捉え切れないということもあろうし、誰が読んでもサッパリ判らぬというものも幾らでも存在する(図解周易大全などは後者の典型に違いない)。しかし、百回読まずとも、或る時にフト天啓めいたものが降りて来るということが私のような凡庸な読み手にさえ稀には起こり得るよう...
春日大社大宿所
- 2022/06/22
- 18:43

紀藤元之介先生は昭和26年の短い期間ではあったが、春日大社神易所長として神職相手に易を講じられていた時代があり、木藤謙さんによると、当時の住まいは猿沢池の近くであったという。何分、五歳位の時なので場所の記憶が無かったそうだが、先日、テレビ番組の街角探訪で春日大社大宿所が紹介されているのを観て、記憶が蘇ったとのメールを先週頂戴した。薄暗くて広い広間やいくつもの部屋があり、部屋によっては鎧?のようなもの...
易学会館のいま
- 2022/06/19
- 12:57

易学会館は昭和50年に完成した紀藤先生の晩年の活動拠点で、2010年当時はまだ古い看板が残っており、初めて訪れた庵主を感動させたものである。先生の没後、人手に渡ってから、弁理士事務所として使われていたと聞いているが、次の持ち主も亡くなって随分経つらしく、2013年には遂に建物上部の看板も撤去されてしまった。そのまま取り壊されるのかと思いきや、ずっと放置状態が続き、コロナ禍で大阪市内に出て行くこともなくなって...
『わたし流佛教入門』福田敬子著
- 2022/06/16
- 18:21

記事のコメント欄より、Kさんからコンタクトがあったのは二月の暮れであった。御尊母が亡くなられて、その遺稿集を出版したので、木藤謙さんに送付したものの、住所が変わっていて返送されて来てしまい、途方に暮れていたところ、拙ブログに木藤さんが度々登場している為、転居先について問い合わせて来られたのであった。実は此の他界された御尊母というのが嘗ての福田屋旅館の御令嬢であり、神戸外大卒で語学に堪能であった此の...
華門アカデミーのこと
- 2022/06/13
- 19:08

年初に以前木藤謙さんより恵与された古アルバムを何とはなしに眺め見ていた際、フト一枚の写真に注意を引かれた。撮影日が記されていない為、何時頃のものかは不明ながら、紀藤先生が講座を行った会場を外から撮影したものらしい。そう言えば、この華門という名は『実占研究』で何度か見かけたことがあるような気がする。そこで木藤さんに尋ねたところ、昭和14年1月、東京より汎日本易学協会関西支部設立準備と講演を目的に加藤大...
易学供養塔
- 2022/06/10
- 22:21

久しぶりに易学供養塔(正式名称は易学先師先覚合祀供養塔)に供花する為、四天王寺へ。コロナ禍で長らく自宅待機が続いたことに加え、二月以降身辺に降りかかった様々な事柄により、暫く参拝が出来ずに居た。かつては年に一度の供養塔護持会があり、またご存命の頃は広瀬宏道先生が毎週供花されていたけれど、最近は余りひとけが無くなって来たようだ。本来なら講座開始前にご挨拶がてら(?)供花を希望していたのだけれども、そ...
銭鼈の其の後
- 2022/06/07
- 18:36
昨年5月に5匹貰い受けたベビースッポンは、方々頼んで見受けてしてもらうも、其の後2匹が天に召されたようだが、残る3匹は現在もスクスク育っているようだ。殊に小料理屋夫妻に進呈した一匹は、冬眠の際のダメージを恐れて加温によりそのまま成長させたことに夫妻の異常な溺愛が加わり、僅か一年で食べられるようなサイズに成長したらしい。一昨年は小料理屋で小生が解体指導などして、常連客にスッポンを突き出しとして振る舞っ...
四万十へ
- 2022/06/04
- 14:22

一昨日、調査行で四国入りした序でに高知まで足を延ばして四万十川近辺を散策してみた。初めて眼下に見下ろす四万十川はあたかも広末涼子ちゃんのような透明感をたたえている。今回の四万十行の一番の目的は道の駅「よって!西土佐」道の駅には四万十漁協経営の鮎市場が併設されており、四万十で獲れた天然の鮎や蟹などを安価で販売している。庵主は正直川魚には大して興味が無いので、目当てはスッポンのみだ。うなぎの延縄漁に外...
紅棗氷糖甲魚
- 2022/06/01
- 19:02

この数年、GW直後に其の年の亀初めをしていたのだが、流石に毎年亀ばかり食っていると段々飽きが来るもので、今年は六月に入ってもまだ一度も繰り出していない。もっとも、それにはもう一つ別の理由もあって、昨年通販で四万十の漁協より取り寄せた天然スッポンが安価で美味、そして泥抜き不要と来ている為に、自分で釣っての二週間続く水替えが馬鹿らしく感じるようになったということもある。そんな訳で今年の亀初めは四万十スッ...