ボウズからのまさかのガメラ
- 2023/07/27
- 18:11

昨年仕掛けを解体してから、作り直すのが億劫で延び延びになっていたけれど、先日ようやく重い腰をあげた。ところが、ナント釣果はまさかのボウズ、しかもアカミミ2匹、クサガメ1匹、ナマズ1匹という、かつてない悲惨な大漁の外道たち。過去、ボウズはそもそも2回しか経験がなく、一つは子供が花火を近くであげまくっていた為に亀がビビッて出て来なかったのと、もう一つは大水が出る前に同じ場所で釣ろうとして失敗した時で(...
禹餘粮石と山陽新聞
- 2023/07/24
- 18:01

佐川町散策の翌日、倉敷の寿元堂薬局に漢方家の北山進三先生をお訪ねした。以前は西日本遠征の行き帰りには殆ど必ずと言って良いほど立ち寄らせて頂き、ままかりを御馳走してもらうのを常としていた蒼流庵主であるが、コロナ以降は其の頻度も激減してしまい、もう一年以上もお会いしていなかったように思う。御邪魔して早々、先生から禹餘粮について知っているかと尋ねられたのだが、知っているもなにも禹餘粮は庵主がデビュー作「...
佐川へ
- 2023/07/21
- 18:02

六月の暮れ、今年二度目となる四国入りのついでに、牧野富太郎生誕地である高知県高岡郡の佐川町に足を延ばしてみた。朝ドラに便乗して道の駅がオープン寸前放送が四月から始まっていることを考えると、工期が伸びているのか、ドラマ中盤になってオープンするというのは、便乗にしては何とも悠長な話である。まち歩きマップの真新しさが便乗町興しにかかる期待の大きさを物語る。ドラマでは特に描かれてはいなかったが、佐川という...
Aさんの占例から
- 2023/07/18
- 18:25
蒼流庵易学講座は総合的な易学講座を志向している為、別段実占家を養成することに重きを置いている訳ではないものの、卦爻辞に親しむ手段と位置付けて、二年の間はイヤでも実占の機会を意識的に持つよう御願いしている。どうしてもイヤだという頑なな人も居て、案の定理解の進みは亀の歩みのように感じられるが、強制するつもりはなく、受講料をドブに捨てるのは当人の勝手だと思っているので、それ以上何も言うつもりはない。ただ...
或る日の天候占
- 2023/07/16
- 15:24

金匱植物同好会の第五回観察会を開催して早くも一週間になるが、今回の天気予報は直前はおろか当日のそれでさえ開催が危ぶまれるような不穏なもので、正直なところ、主催者として気が気ではなかった。恐らく同じ日に泉州地域で屋外の催しを企てて居た人は大半が開催を断念したのではないかと思う(実際、普段なら賑わいを見せる観察地も此の時期としては異常なまでに人気が無かった)。そんな状況下で敢えて開催に踏み切ったのは勿...
金植会の御感想
- 2023/07/13
- 18:11
昨日は薬用植物観察会ではありがとうございました。お天気にも恵まれ、初めての参加ではありましたが、とても興味深いものとなりました。普段、雑草地だと思っていた場所がとても豊かな植生があり、我々ヒトに有効な薬成分を提供してくれる存在であったとは思いもしませんでした。また、絶滅危惧種のハマビシ(蒺藜子)も観察できて感慨ひとしおです。観察会後の懇親会でも、さらに皆さんと交流できてとても楽しいひと時でした。感...
第五回金匱植物同好会
- 2023/07/10
- 18:02

昨日は凡そ三年ぶりとなる金匱植物同好会の観察会。これまでの四回は孰れも生駒金剛山系で開催したが、今回は趣向を変えて海浜性の薬用植物を中心に観て回ることにした。海浜性の薬用植物は植物園等では余り栽培されていないので、俗界の人々には出くわす機会が殆どないように思う。天候が最大の不安要素で、テレビではどのチャンネルをひねっても気象予報士が不要不急の外出を控えるよう呼びかけていたが、事前に得ていた易卦を信...
メドハギ
- 2023/07/07
- 18:10

今年は少し太めの蓍策を作ろうと思い立って、例年よりやや遅めに採取に繰り出したところ、案の定、昨年のスポットはヤル気満々の草刈り隊によって粗方刈り取られてしまっていた。そこで、何年も前から目を付けていたものの、これまで採取していなかった新天地で作業することに。全身に虫よけスプレーを振りかけて二時間ほど作業すると、そこそこの量が集った。曇りの日を選んで出かけたが、やはり二時間もやっていると体力の限界が...
小西国雄先生のこと
- 2023/07/04
- 18:42

身障者の易者と言えば、岳門に“寝釈迦”こと野口靖允という有名な人が居たけれど、内山鉄杖(1872~1915)と同じ愛媛の産で、時折『易学研究』誌に寄稿されていた小西国雄という人も忘れがたい印象を残して居る。同誌昭和43年7月号に載った加藤大岳氏の随想から転載させて頂く。~前略~六月号で「四万十川」を書いておられる小西国雄さんのことなども其の一つです。小児麻痺で半身が自由になりません。それで易占を以て業とし、易...
内山鉄杖を求めて②
- 2023/07/01
- 09:52

昨年の内山鉄杖探しの旅の後、国会図書館に於ける二大革命の御蔭で、調査に幾らかの進展を見た。まず、生没年さえ不詳であったところが、『郷土伊予と伊予人』という昭和17年刊行の書物に鉄杖に関する記述を発見することが出来た。内山鉄杖 音吉、宇和島の人、年少足疾にかヽり易学を研究、鉄杖によりとび歩いてゐた街頭哲学者、かつて鶴城青年を編輯発行してゐたともある。大正四年八月十日歿す四十四歳勝手に老先生を想像してい...