『良医名鑑』(『京都の医学史:資料編』より)
味岡三伯については、以前掃苔を記事にしているが、『良医名鑑』に「富小路三條上ル町」と居宅の記載がある。
本書は、正徳三年(1713)の刊行であることに加え、隣に記載されている浅井周迪に注して「父周伯者古三伯門人」とあるところから、ここの三伯は新三伯ということになるので、二代目(1666~1726)を指したものかと思われる。
三代共に居宅を変えなかったとすれば、
岡本一抱や
安藤昌益らが学んだのも此の場所ということになろう。
とすれば、我が国の内経系医学にとって、非常に重要な聖地と言っても過言ではない。
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