『原色漢薬と飲片図鑑』顔焜榮著
- 2018/03/05
- 18:03
『漢方の臨床』最新号の秋葉先生の記事を読んで、“現代の神農”顔焜榮先生が、昨年の降誕祭の日に93歳で長逝されていたことを知った。
先生の著書は随分前に『図解常用漢方処方』を取り上げたことがある。
今日は同じく顔先生の『原色漢薬と飲片図鑑』を紹介してみたい。
ちょうどこの本を取り上げようと思っていた矢先に訃報を知ったのである。
原著は、台湾で金鼎奨という著名な賞を受けたものらしく、名著の誉れが高いもののようだ。
“飲片”とは、修治を行った生薬のことを言うが、日本で流通している生薬はチップ状に細かく刻んだものが殆どで、我が国の漢方家にはあまり馴染みがないかもしれない。
丁寧に修治された生薬は中々に美しく、フルカラーの為、各生薬の雰囲気も何となく掴むことが出来ると思う。
時々書架から取り出しては、眺めて楽しんでいる。
絶版だが古書価は意外に安い。
この美しき飲片たちを見よ!
先生の著書は随分前に『図解常用漢方処方』を取り上げたことがある。
今日は同じく顔先生の『原色漢薬と飲片図鑑』を紹介してみたい。
ちょうどこの本を取り上げようと思っていた矢先に訃報を知ったのである。
『原色漢薬と飲片図鑑』顔焜榮著(南天書局/1982年刊)
原著は、台湾で金鼎奨という著名な賞を受けたものらしく、名著の誉れが高いもののようだ。
“飲片”とは、修治を行った生薬のことを言うが、日本で流通している生薬はチップ状に細かく刻んだものが殆どで、我が国の漢方家にはあまり馴染みがないかもしれない。
丁寧に修治された生薬は中々に美しく、フルカラーの為、各生薬の雰囲気も何となく掴むことが出来ると思う。
時々書架から取り出しては、眺めて楽しんでいる。
絶版だが古書価は意外に安い。
この美しき飲片たちを見よ!
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