紫参を求めて~生薬探偵の冒険~
- 2018/04/19
- 18:06
ハルトラノオ(2014年4月19日/大阪府南河内)
紫参は、仲景方では、含有処方が二方あって、即ち『金匱要略』の澤漆湯と紫参湯である。
薬用植物図鑑で基原を調べてみると、山では普通に見られるシソ科アキノタムラソウの他に、タデ科ハルトラノオやイブキトラノオなども当てられているようだ。
ハルトラノオは大阪にも分布があるが、イブキトラノオは自生していない。
ただ、伊吹山に多い為、「イブキ」の名を冠してはいるが、伊吹山にのみ分布するという訳ではなく、近場では奈良でも見られるらしい。
イブキトラノオ(2017年7月31日/伊吹山)
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