楊梅を求めて~生薬探偵の冒険~
- 2018/06/21
- 18:02
ヤマモモの実(2018年6月19日/大阪府和泉市)
楊梅はヤマモモの漢名で、樹皮や根も薬用となるが、我々に身近なのは何といっても実で、生食も可なるも、ジャムや缶詰など様々に加工されて販売されている。
『本草綱目』は東方朔の林邑記を引き、「邑に楊梅があり、その大いさは盃、盌ほどで、青い時は極めて酸く、熟すれば蜜のやうになる。これで醸した酒を梅香酎と呼び、甚だ珍重していゐる」という。
梅香酎というのは、どうやって造るのか、よく判らぬが、例によって果実酒を作ってみた。
採取時に手がベタベタになってしまい、洗い落とすのに難儀したが、一本の木からでも結構な量を採ることが出来た(少し時期が早かったようで青い実がまだかなり多く、もう少し後なら、この数倍は採取出来ると思う)。
ホワイトリカーより少々値が張るが、ブランデーに漬けてみる。
一年後が楽しみだ。
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