益母草を求めて~生薬探偵の冒険~
- 2018/07/05
- 18:59
メハジキ(2013年7月5日/大阪府枚方市)
『神農本草経』上品の部に“茺蔚”の名で記載される益母草は、シソ科メハジキの全草を乾燥させたもので(茺蔚子といって種子も用いられる)、この時期、河川敷や日当たりの良い草原などでよく目にすることが出来る植物だ。
活血調経の効があり、月経不順や産後瘀滞の腹痛など、その名の通り婦人病に用いられることが多いが、洋の東西を問わず、古くから用いられてきた生薬である。
身近なところでは、薬用養命酒に入っている。
ただ、漢方処方中に複方として使用されることは稀で、単味で民間薬的に用いられることが多いようだ。
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