土瓜根を求めて~生薬探偵の冒険~
- 2018/08/14
- 17:37
カラスウリ(2014年8月19日/ご近所)
キカラスウリは数が少なく、普段目にする機会はあまり無いが、カラスウリは街中でも時折目にすることがある。
葉の恰好は非常によく似ているが、キカラスウリの葉は光沢があってテカテカしているのに対し、カラスウリの葉にはそれが無い。
根を土瓜根といって括樓根の代用などに用い、『神農本草経』では王瓜の名で中品に分類されている。
行血破瘀の効があり、仲景方では『金匱要略』の土瓜根散中に、䗪蟲などと一緒に用いられている。
掘ってみた。
2013年11月5日(大阪府八尾市)
晩秋に山野を散策するとオレンジに色づいたカラスウリの実を沢山目にすることが出来る(大きさは括樓実と比べるとずっと小さい)。
割ってみると種が得られるが、この種、よく見ると打出の小槌の形をしていて、財布に入れておくとお金が貯まると言われているそうだ。
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