今日は、金匱植物同好会の発足記念例会ということで、奈良と大阪の境に位置する大和葛城山を歩いてきました。
台風が迫っていたので大事を取ってキャンセルされた方など居られ、総勢8名と少人数での散策となりましたが、、山道を大勢で歩くと、かなり速度が遅くなるので丁度良い人数だったかもしれません(京都の八幡や和歌山の田辺から来られた方も)。
10時半に近鉄御所駅に集合し、バスで登山口まで移動、そこからはくじらの滝コースで頂上を目指しますが、台風による崩落の為、迂回ルートを採りました。
通常2時間程度のコースですが、植物観察をしながらなので、30~40分ほど余分にかけてゆっくり登ります。
山上駅に着いた時には13:30だったので、ベンチと机がある場所を見つけて陣取り、少し遅めのランチ、売店で購入した日本酒を片手にお弁当です。
その後は頂上付近を3時間ほどかけて散策し、帰りはロープウエイを使って下山しました。
普通種を含めると、合計25種類の薬用植物を観察することが出来ました。
撮影し忘れたものもありますが、とりあえず写りの良いものを中心にアップします。
かっこ内は生薬名です。
ナガバジャノヒゲ(麦門冬)
サルトリイバラ(菝葜)
カニクサ(海金沙)
カキドオシ(連銭草)
アカネ(茜根)
ツリフネソウ(坐拏草)
ヤマノイモ(山薬)
カワラナデシコ(瞿麥)
ツリガネニンジン(サイヨウシャジンか?/南沙参)
センブリ
ワレモコウ(地楡)
フシグロ(王不留行)
リンドウ(龍胆)
オミナエシ(敗醤)
ノダケ(前胡)
ナギナタコウジュ(香薷)
今回の観察会では、似た植物の区別の仕方をなるだけお伝えするように心がけ、香りや味に特徴のあるものは嗅覚や味覚でなるべく確認して覚えて頂けるように努めました。
また、自然公園法に抵触しない限りで、普通種は一株だけ掘り起こして薬用部位を観察してもらえるようにしました。
フィールドでの薬用植物の観察会は、現在では非常に少ない(ほとんど無い?)ので、それなりに貴重な体験をして頂けたかなとは思います。
また、次回も折を見て企画する予定ですので、ご興味のある方のご参加をお待ちしております。
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