茵蔯蒿を求めて~生薬探偵の冒険~
- 2018/10/06
- 15:45
カワラヨモギ(2012年10月6日/京都府八幡市)
『神農本草経』に上品として記載される茵蔯蒿は、キク科カワラヨモギで、幼苗を乾燥させたものを綿茵蔯といい、これが正品とされるが、我が国では専ら花穂が用いられる。
黄疸の要薬で、仲景方では、茵蔯蒿湯と茵蔯五苓散に用いられている。
和名の通り、河原でよく見られるが、砂地を好むので、海岸にも分布があるようだ。
大阪でも時々目にするが、夏~秋の台風による増水で泥だらけになることが多く、綺麗な写真は中々撮ることが出来ずにいる。
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