釣藤鈎を求めて~生薬探偵の冒険~
- 2018/11/08
- 20:35
カギカズラ(2012年11月8日/大阪府泉州)
見た目に特色のある生薬というのは幾つかあるが、その中でも取り分け印象に残るものの一つに、釣藤鈎がある。
アカネ科カギカズラの鈎棘で、何やら物騒な恰好をしているから、生えていれば容易に他の植物と見分けることが出来るが、大阪では何ヶ所か自生地があるものの、数は比較的少ない。
使用処方としては、抑肝散や釣藤散、大塚敬節先生創方の七物降下湯などが有名。
高血圧の薬というイメージが強いが、単味で煎じて服用しても効果があるそうだ。
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