今年の夏は、たくさん亀を食った。
亀ばかり食っていたような気さえする。
それらの亀は全て自分で釣り上げたものだ。
何匹も何匹も捌いて、五匹目の時に極意を会得したような気がした。
それからは、亀を捌くのが億劫でなくなり、時間も最初2時間かかっていたのが、最後には50分ほどになった。
9月半ばには2.7キロという大物を釣り上げた。
首の力がすごくて、ちょっと気を抜くと、手が持って行かれる。
なんとか解体はしたが、首を引っ張った左手の親指が2日間痺れていた。
そのオバケすっぽんは、4人で食べたが、とても食いきれなかった。
たぶん、7人前くらいあったと思う。
ただ、スッポンさんのシーズンは6月~10月で、それを過ぎると冬眠に入ってしまうらしく、本来鍋のシーズンとは一致しない。
季節外れの鍋が続いたこともあって、さすがにもう鍋を見るのも嫌になってしまい、最後のスッポンさんは、唐揚げを中心に賞味することに。
過去二番目の大物
ブーメランみたいなのが、コラーゲンの塊“エンペラさん”
精巣は、鳥の白子によく似ています。
まずは、臓物類を炒め物にします。ニンニクを効かせるのがポイントです。
ここで冷蔵庫で固めた鼈血をほぐして入れ、一緒に炒めます。
スッポンさんの臓物炒め大蒜風味が出来上がりました。
次は手足の肉とエンペラさんを唐揚げにします。
以降は普通のとりからと見分けがつきません。
臓物にはやや亀臭さがないでもありませんが、肉の唐揚げにはそういったものは皆無です。
鷄とはまた違う河豚のような感じの食感も入り混じっていて面白いですね。
今回の一番の目玉のエンペラさんは、唐揚げにすると餅のような感じになりました。
鍋で食べるのとは全く食感が異なります。
うまいぜ、すっぽん!
↑今年一番別嬪だったスッポンさん↑
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