王不留行を求めて~生薬探偵の散策~
- 2019/02/24
- 19:05
今年は暖冬のお蔭で、寒さに弱い生薬探偵も実に快適な日々を過ごしているのだが、今日はお天気が良かったこともあり、この時期には滅多にしない公園散策にでも繰り出してみようかという気になった。
といっても、単なる散策では面白みがないので、まだ観ていない王不留行の基原の一つ「オオイタビ」があるという岸和田市の蜻蛉池公園へ向かうことに。
公園管理事務所の傍にあるというので探してみたが、それらしいものが見当たらず、職員のおねえさんに尋ねたところ、
「あの変な実の出来るやつですよね、坂を上がった左手の開けた場所にありますよ」
ということで、もう一度探してみると、工事の残土のようなものが積まれた先にあって、こりゃわからんゼヨというのが正直な感想。
オオイタビはクワ科イチジク属の常緑つる性木本で、海岸付近に多いらしいが、蜻蛉池公園のものは植栽らしい。
グニャグニャしていて割るのに苦労したが、感触は乾燥イチジクに非常に良く似たものだった(イチジク属であるから当たり前だが)。
雌花嚢は甘い味がして食用になるそうだが、残念ながらここの植栽は雄花嚢のようだ。
それにしても、前に観察したフシグロとは似ても似つかない植物で、なにゆえ生薬の基原にはこういった甚だしい同名異品があるのか理解に苦しむ。
といっても、単なる散策では面白みがないので、まだ観ていない王不留行の基原の一つ「オオイタビ」があるという岸和田市の蜻蛉池公園へ向かうことに。
公園管理事務所の傍にあるというので探してみたが、それらしいものが見当たらず、職員のおねえさんに尋ねたところ、
「あの変な実の出来るやつですよね、坂を上がった左手の開けた場所にありますよ」
ということで、もう一度探してみると、工事の残土のようなものが積まれた先にあって、こりゃわからんゼヨというのが正直な感想。
オオイタビはクワ科イチジク属の常緑つる性木本で、海岸付近に多いらしいが、蜻蛉池公園のものは植栽らしい。
熟した実(正確には花嚢)があったので、一つもいでみた。
グニャグニャしていて割るのに苦労したが、感触は乾燥イチジクに非常に良く似たものだった(イチジク属であるから当たり前だが)。
雌花嚢は甘い味がして食用になるそうだが、残念ながらここの植栽は雄花嚢のようだ。
それにしても、前に観察したフシグロとは似ても似つかない植物で、なにゆえ生薬の基原にはこういった甚だしい同名異品があるのか理解に苦しむ。
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