生薬探偵と歩く奥河内~金匱植物同好会第二回観察会~
- 2019/06/09
- 18:02
今日は、金匱植物同好会の第二回観察会で奥河内を散策して来た。
参加者は総勢12名、遠方では兵庫の三田から来られた方の他、“伊吹山の主”こと松浦薬業の加藤久幸先生も名古屋より遠路はるばるご参加くださった。
前回の大和葛城山より標高が低く、曇天も加わって比較的涼しい中、およそ7時間の行程で快適な観察会となった。
全体に、前回よりも充実した観察会であったとの好評を得て、主催者として胸をなでおろしているところである。
観察できた薬用植物は以下43種、ただし五倍子のように薬用部位が季節的に生じていないものも、基原植物としてカウントしていることをお断りしておく。
麦門冬(ナガバジャノヒゲ)、秋海棠(シュウカイドウ)、葛根(クズ)、香独活(シシウド)、玄参(ゴマノハグサ)、白薇(フナバラソウ)、茜根(アカネ)、菝葜(サルトリイバラ)、防已(オオツヅラフジ)、木防已(アオツヅラフジ)、桔梗(キキョウ)、延命草(ヒキオコシ)、天南星(マムシグサ)、赤車使者(ウワバミソウ)、薇銜(サワギク)、懸釣(ナガバモミヂイチゴ)、覆盆(ナワシロイチゴ)、及已(フタリシズカ)、五倍子(ヌルデ)、乾漆(ヤマウルシ)、虎杖(イタドリ)、萎蕤(アマドコロ)、大空(ウリノキ)、百合(ササユリ)、牡丹皮(ヤブコウジ)、竹参(トチバニンジン)、艾葉(ヨモギ)、通草(アケビ)、赤芽柏(アカメガシワ)、連銭草(カキドオシ)、車前子(オオバコ)、牻牛兒(ゲンノショウコ)、蓬蔂(フユイチゴ)、博落回(タケニグサ)、山椒(サンショウ)、十薬(ドクダミ)、金線草(ミズヒキ)、溲疏(ウツギ)、黄精(ミヤマナルコユリ・オオナルコユリ)・薊(アザミ)・土細辛(カンアオイ)・鹿薬(ユキザサ)・アマチャズル。
スポンサーサイト