黄帝社
- 2019/06/25
- 18:01
粟島行春先生は、『傷寒論』の講座以外に、『素問』の講座を東京と大阪で開講されていて、第一の「上古天眞論」から最後の「解精微論」まで凡そ20年の歳月をかけ、殆ど完全版と言って良い精緻な解説が行われた。
検討された註解は、王冰や呉崑、張志聡など中国の歴代諸家は言うに及ばず、本邦医家では岡本一抱を中心に丹波元簡や昭和の柴崎新義解も俎上に載せられ、その中でたいてい柴崎素問は血祭りの感があった。
ところで、現在漢方家の信仰を集めている場所といえば、神農を祀った大阪の少彦名神社や湯島聖堂内の神農廟、或いは墓所でこそないものの、向島にある医聖漢張仲景先生之碑なども張仲景を思慕する者にとって忘れがたい感銘を与えてくる場所である。
しかし、やはり東洋医学の核になるものは『黄帝内経』であり、その黄帝を祀った黄帝社が山口の萩に在る事を知る人は意外に少ないようだ。
いまは、グーグルマップに位置情報が表示されるが、庵主の参拝した本年2月の段階では、場所の特定に結構時間がかかってしまった。
『漢書』芸文志に書名のみ見えるも早くに亡んで現在佚書となっている『黄帝外経』にまで触れているイカした解説板。
検討された註解は、王冰や呉崑、張志聡など中国の歴代諸家は言うに及ばず、本邦医家では岡本一抱を中心に丹波元簡や昭和の柴崎新義解も俎上に載せられ、その中でたいてい柴崎素問は血祭りの感があった。
ところで、現在漢方家の信仰を集めている場所といえば、神農を祀った大阪の少彦名神社や湯島聖堂内の神農廟、或いは墓所でこそないものの、向島にある医聖漢張仲景先生之碑なども張仲景を思慕する者にとって忘れがたい感銘を与えてくる場所である。
しかし、やはり東洋医学の核になるものは『黄帝内経』であり、その黄帝を祀った黄帝社が山口の萩に在る事を知る人は意外に少ないようだ。
最近はどこもかしこも“パワースポット”
いまは、グーグルマップに位置情報が表示されるが、庵主の参拝した本年2月の段階では、場所の特定に結構時間がかかってしまった。
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『漢書』芸文志に書名のみ見えるも早くに亡んで現在佚書となっている『黄帝外経』にまで触れているイカした解説板。
黄帝が航海・造船の守り神としても信仰を集めているというのは初めて知った。
これが黄帝社だッ!!
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