板藍根
- 2019/07/16
- 18:36
銀翹散同様、中国では家庭薬のような存在になっているという板藍根も咽痛に用いられるが、これはもっと普段使いが可能で、特に咽痛がなくとも、なんとなく熱っぽいといった程度から、流感の季節には平素お茶代わりに服用して予防に努めるという人も多いらしい。
私が初めて飲んだのは、たしかクラシエの顆粒ではなかったかと記憶するが、随分前のことで記憶に定かでない。
ただ、焼き魚みたいな変わった風味だなという印象が強かったことを覚えている。
次なる板藍根との邂逅は更に忘れがたい強烈な印象を残したもので、勝昌と一緒に台湾から取り寄せた600gの刻みであるが、価格は日本円にして1500円と大変安価なものであった。
この板藍根、乾燥した状態で臭いを嗅ぐとゴボウみたいな割に美味しそうな匂いなのだが、煎じだすとドブのような田舎の汲み取り便所のような凄い臭いを放つ!
口に含むと、腐ったホタテをドブの水で煮込んだような味である。
もっとも、腐ったホタテをドブの水で煮込んで飲んだことはないので、あくまでも想像ではあるが、とにかく凄い代物であった。
が、強烈ゆえにプラセボとして効果を倍増させるのか、これほど手応えの良い板藍根には、顆粒、刻み含めて二度とお目にかかれていない。
どういう訳か、メーカー指定で発注しても、台湾からは「不明」で返ってくる。
製造元が倒産でもしたのかどうか、よく分からぬが、とにかく私にとっては“幻の板藍根”となってしまった。
最近は例によって勝昌の散剤に落ち着いているのだが、とくに咽痛や熱感は目標にせず、インフルエンザの流行期などに、どうしても穴を開けられない用事が入っているような時、予防の為、数日前から服用するという程度で、消費量は至って少ない。
この板藍根、勝昌から取り寄せるまで知らなかったのだが、南北の別があるらしく、北板藍根の100gボトルには特に北の字を冠していないところからすると、北が標準のようだ。
板藍根と言えば、アブラナ科ホソバタイセイの根であるが、調べてみると、南板藍根と称して売られているのは、キツネノマゴ科リュウキュウアイ の根であることが分かった(こちらは国内にも鹿児島や沖縄に自生がある)。
どうも南板藍根は北の代替品的なものらしく、試験管内での実験では板藍根的な作用は北の方が優れていたというから、わざわざ南を指定して購入する必要はないかもしれない。
私が初めて飲んだのは、たしかクラシエの顆粒ではなかったかと記憶するが、随分前のことで記憶に定かでない。
ただ、焼き魚みたいな変わった風味だなという印象が強かったことを覚えている。
次なる板藍根との邂逅は更に忘れがたい強烈な印象を残したもので、勝昌と一緒に台湾から取り寄せた600gの刻みであるが、価格は日本円にして1500円と大変安価なものであった。
この板藍根、乾燥した状態で臭いを嗅ぐとゴボウみたいな割に美味しそうな匂いなのだが、煎じだすとドブのような田舎の汲み取り便所のような凄い臭いを放つ!
口に含むと、腐ったホタテをドブの水で煮込んだような味である。
もっとも、腐ったホタテをドブの水で煮込んで飲んだことはないので、あくまでも想像ではあるが、とにかく凄い代物であった。
が、強烈ゆえにプラセボとして効果を倍増させるのか、これほど手応えの良い板藍根には、顆粒、刻み含めて二度とお目にかかれていない。
どういう訳か、メーカー指定で発注しても、台湾からは「不明」で返ってくる。
製造元が倒産でもしたのかどうか、よく分からぬが、とにかく私にとっては“幻の板藍根”となってしまった。
最近は例によって勝昌の散剤に落ち着いているのだが、とくに咽痛や熱感は目標にせず、インフルエンザの流行期などに、どうしても穴を開けられない用事が入っているような時、予防の為、数日前から服用するという程度で、消費量は至って少ない。
この板藍根、勝昌から取り寄せるまで知らなかったのだが、南北の別があるらしく、北板藍根の100gボトルには特に北の字を冠していないところからすると、北が標準のようだ。
板藍根と言えば、アブラナ科ホソバタイセイの根であるが、調べてみると、南板藍根と称して売られているのは、キツネノマゴ科リュウキュウアイ の根であることが分かった(こちらは国内にも鹿児島や沖縄に自生がある)。
どうも南板藍根は北の代替品的なものらしく、試験管内での実験では板藍根的な作用は北の方が優れていたというから、わざわざ南を指定して購入する必要はないかもしれない。
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