今年はスッポンさんを釣りまくっているのだが、とうとう9月に入って、昨年の最高記録2.7kgを僅かに100g超えるお化けスッポンさんを釣り上げる事に成功した。
つがいで釣り上げた雌の方が盗難に遭うというハプニングがあったが、なんとか雄は守り抜いて、昨日、出張調理する事と相成った。
昨年は、首を落とすだけでも15分以上かかり、解体も思うようには行かなかったが、20匹以上解体経験を積むとかなり手馴れてきて、時間的には一時間以上かかったものの、大きなトラブルもなく(それでも手足の切断時には出刃が欠けてしまったが)、なんとか美味しいカメ料理を振る舞う事が出来て安堵している。
赤身がえらくボリューミーで美味そうな事この上ないのは良いが、量が多すぎる為、鍋のキャパがオーバーしてしまって、具材が浸かり切らない。
亀鍋は最初アクがかなり出るので、せっせと取り除く必要があります。
鍋が煮えるまで2時間ほどかかるので、その間に、スッポンコースの定番生き血の焼酎割(度数が高い方が固まりにくい)を賞味。
なにせ、生き血も大量に出る為、相対的に焼酎の量がいつもより少なくなってしまい、濃厚すぎて飲み辛さを感じた人も居た模様。
お次は、通常の亀料理では処分する苦玉(胆嚢)の中の胆汁を日本酒に混ぜた胆汁酒。
胃の弱い人には効果覿面という胆汁酒の見た目は青汁と見紛うような色合い。
顔を出している具材に火を通すため、上下を入れ替えて更に煮込みます。
野菜とお豆腐を入れると普通の鍋っぽくなりますね。
いよいよ〆の雑炊です。
今回は全てに於いてスッポン過多だった為、雑炊もかつてないほど濃厚で、現時点では最高に美味い亀雑炊となりました。
やっぱり亀は美味いですね。
標準サイズをはるかに凌駕する巨大スッポンさんの貫録
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