漢方の平和
- 2019/10/24
- 18:28
少し前のこと、千日前をブラブラしていて、“漢方の平和”という看板が目に留まった。
朝方で店舗は閉まっていたが、平和薬局という漢方薬局の看板らしい。
東京にある根本幸夫先生の漢方薬局は平和堂というそうだが、そことは関係なさそうである。
ところで、平和といえば、今年のノーベル平和賞は、候補として取りざたされたスウェーデンのえらく面相の宜しくないおねぇちゃんではなく、エチオピアのおじさんが受賞することになったが、ふと思い立ってウィキペディアで歴代の受賞者を鳥瞰してみたところ、名前を見てそれと判るのは、ほんの一握りだった。
ここ20年くらいのは、さすがに記憶にある受賞者が多いけれど、それでも半分以上の名前が、まったく記憶にないのは無教養を晒すようで情けない。
ただ、その記憶にある受賞者の中には、「平和?」と首をかしげたくなるような顔ぶれが少なくないようだ。
以前、誰だったか、日本人で本当の意味において平和の二字を冠する賞にふさわしかったのは、福田恒存(1912~1994)ではなかったかと言っている人があったが、これは私も同感である。
いま読み返せば、福田の主張は正論ばかりなのだが、一昔前はああいう人が、やれ「右翼」だの「保守反動」だのと言われていたらしい。
日本人というのは、やはりたいして頭の良い人たちではないようだ。
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