初企画は不発!
- 2020/01/25
- 13:25
今回、初めての読者参加型企画を試みたが、残念ながら不発に終わってしまったようだ。
インド占星術家のちほりゃ。先生を除けば、庵主の呼びかけに呼応した占術家の皆無だったのは、そもそものアクセス数が少ない事を勘定に入れても些か情けない。
しかも、その唯一無二の投稿さえ、我が広末涼子ちゃんにおける非清楚説を支持するものであったというから無念の極み。
とは言え、推測するに殆どの読者諸氏は、広末涼子ちゃんが清楚であるかどうかを筮に問うという事すらしなかったのではないかと思う。
そもそも、明白な事は占に問うという事をすべきではないのであって、『左伝』の桓公十一年の条には「卜は以て疑を決す。疑はずんば何ぞ卜せん」と見えているし、以前にも引いた事があるが、周の文王が太公望をお召しになった時の逸話や、『論語』の子路第十三にも似たようなことが見えているのである。
そのように本来疑いを持つべきでない事柄を占した結果であろうか、過去に同一占題を扱ったものでは、青木良仁先生は「セクシャルな星が見える」として非清楚説に一票、木〇伯龍先生は「あの顎はやべぇな、ありゃ分裂症かもな、うん」として非清楚説に一票、土佐のさる観相の大家は「そんなん観るまでもねぇぜよ、わしゃ地元民ぜよぉ」と非清楚説に一票といった具合に、庵主の不応卦を除いて、清楚説を唱える陣営と非清楚説に立つ陣営との比率は、今回のちほりゃ。先生を入れると、なんと1:4という具合に。
加藤大岳先生は、『尚書』洪範に見える「三人筮スレバ則チ二人ノ言ニ従フ」を、「初筮ハ告グ、再三スレバ瀆ル」に矛盾するものとして嫌悪されたというが、今回の読者参加企画により、この比率を一気に逆転せしめんとした庵主の試みは見事に打ち砕かれた恰好となった。
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