図書館の話
- 2020/02/07
- 19:56
曲がりなりにも学問に携わる身なれば図書館利用の頻度は一般大衆に比して高い方であると思うが、様々な施設を利用して来て、利用者の構成層が館の性質によって見事に分かれているという現実を毎度の事ながら痛感させられている。
至極当たり前の事を何を今更と言われてはそれまでだが、やはり国会図書館の客層は実にインテリジェンスを感じさせられるし、それに引き換え、地方自治体の公立図書館は昨今極めて劣悪な環境となりつつあるようだ。
また、国会図書館の永田町本館は、論文書きの学生のようなのもチラホラ混じっているが、庵主が半年に一度くらい利用する関西館は、えらく身なりのいい人ばかりで居心地がいい。
ボロボロの本館と違って建物は小綺麗だし、何より精華町という辺鄙な土地柄、利用者が極端に少なく、来館のたびに、自宅から近ければ毎日でも通いたいという思いにかられるのだが、大袈裟だと思う人は実際足を運んでみられたら合点が行くだろう。
大学図書館は、失礼ながら単純に偏差値を反映したものになっているという差別的な表現を取らざるを得ない。
それなりの難関校は学生も熱心だし、私語少なく、図書も良質なものが揃っているのは当然。
10年ほど前、人に頼まれて自宅から比較的近い私学の某バカ田大学附属図書館を利用する羽目に陥ったことがあるのだが、架蔵されている図書自体はまずまず無難なものが揃っていたものの、その殆ど全てが新品同様のコンディションであるのに加え、学生の大半はアタマ真っキンキンで、本など手にしているのはただの一人も居なかったと記憶している(皆さん隅っこのPCブースでネットサーフィンに夢中)。
実は此の某大学、すこぶるお勉強の出来なかった庵主の幼馴染が進学したところなのだが、学生時代、「自分は勉強のために新聞を読もうとして、いつも内容が難しくて挫折する。お前は新聞を読めるか」と尋ねられて唖然としたことがあった。
旧友の悪口を書き連ねるつもりは毛頭ないが、こういう人は高等教育を受けよう等と思う前に、何か手に職をつける道を模索すべきではなかったか。
この旧友氏はいくらかお勉強の意欲があったようだが、ここの大半の学生にとって大学は高等教育の機関ではなく、モラトリアムの一装置なのだろう。
ところで、先に公立図書館の悲惨な現状について触れたが、この惨状を作り出しているのは、一斉に定年を迎えて図書館に押し寄せた所謂団塊の世代である。
もうそれは酷いのなんの、本来飲食禁止の館内でお菓子をボリボリ齧っているのやら、図書に鼻糞をなすり付けているのやら、目に触れるのも汚らわしいようなマナー劣悪なる連中が、それこそウジャウジャしているのだ。
また、何故か此の手のおっさんには喉に痰が絡んでいるのが随分多いらしく、色々なところから気持ちの悪い音が聞こえてきて不快なこと此の上ない(おばはんにはこういうのが殆ど見られないから不思議)。
こんなのが少し前まで、日本を動かしていた世代だった事を思うと、失われた〇〇年等というのも、単なる政治的失策の積み重ねだけが原因でない事がよく分かるというものだろう。
至極当たり前の事を何を今更と言われてはそれまでだが、やはり国会図書館の客層は実にインテリジェンスを感じさせられるし、それに引き換え、地方自治体の公立図書館は昨今極めて劣悪な環境となりつつあるようだ。
また、国会図書館の永田町本館は、論文書きの学生のようなのもチラホラ混じっているが、庵主が半年に一度くらい利用する関西館は、えらく身なりのいい人ばかりで居心地がいい。
ボロボロの本館と違って建物は小綺麗だし、何より精華町という辺鄙な土地柄、利用者が極端に少なく、来館のたびに、自宅から近ければ毎日でも通いたいという思いにかられるのだが、大袈裟だと思う人は実際足を運んでみられたら合点が行くだろう。
大学図書館は、失礼ながら単純に偏差値を反映したものになっているという差別的な表現を取らざるを得ない。
それなりの難関校は学生も熱心だし、私語少なく、図書も良質なものが揃っているのは当然。
10年ほど前、人に頼まれて自宅から比較的近い私学の某バカ田大学附属図書館を利用する羽目に陥ったことがあるのだが、架蔵されている図書自体はまずまず無難なものが揃っていたものの、その殆ど全てが新品同様のコンディションであるのに加え、学生の大半はアタマ真っキンキンで、本など手にしているのはただの一人も居なかったと記憶している(皆さん隅っこのPCブースでネットサーフィンに夢中)。
実は此の某大学、すこぶるお勉強の出来なかった庵主の幼馴染が進学したところなのだが、学生時代、「自分は勉強のために新聞を読もうとして、いつも内容が難しくて挫折する。お前は新聞を読めるか」と尋ねられて唖然としたことがあった。
旧友の悪口を書き連ねるつもりは毛頭ないが、こういう人は高等教育を受けよう等と思う前に、何か手に職をつける道を模索すべきではなかったか。
この旧友氏はいくらかお勉強の意欲があったようだが、ここの大半の学生にとって大学は高等教育の機関ではなく、モラトリアムの一装置なのだろう。
ところで、先に公立図書館の悲惨な現状について触れたが、この惨状を作り出しているのは、一斉に定年を迎えて図書館に押し寄せた所謂団塊の世代である。
もうそれは酷いのなんの、本来飲食禁止の館内でお菓子をボリボリ齧っているのやら、図書に鼻糞をなすり付けているのやら、目に触れるのも汚らわしいようなマナー劣悪なる連中が、それこそウジャウジャしているのだ。
また、何故か此の手のおっさんには喉に痰が絡んでいるのが随分多いらしく、色々なところから気持ちの悪い音が聞こえてきて不快なこと此の上ない(おばはんにはこういうのが殆ど見られないから不思議)。
こんなのが少し前まで、日本を動かしていた世代だった事を思うと、失われた〇〇年等というのも、単なる政治的失策の積み重ねだけが原因でない事がよく分かるというものだろう。
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