國學發祥之地碑
- 2020/02/19
- 18:43
國學發祥之地碑(神田明神境内/千代田区外神田2-16-2)
先日久しぶりに神田明神に足を運んだ際、境内で國學發祥之地と刻まれた石碑が目に留まった。
前回神田明神を訪れたのは、十数年前コムケアの佐藤修さんの事務所を訪ねた際、道に迷ってしまい、ウロウロしているうちに偶然境内に入ってしまったのであるが、当時はこういった分野にはさしたる関心がなく、また此の碑のある区画には立ち入らなかったように思う。
写真の碑は、荷田春満(1669~1736)が江戸に出て最初に学を講じたのが、門人で当時神田明神の神主だった芝崎宮内少輔好高の邸内であった事から、ここを国学発祥の地と見做して昭和53年に建てられたもの。
撰文は今東光である。
国学には、世界のあらゆる文化の来源を我が国神代に求めようとする牽強付会の側面がある為(殊に篤胤など其の弊が著しい)、正直、あまり関心がないのだが、それでも、国学四大人の他の三人、賀茂真淵・本居宣長・平田篤胤は早くに掃苔してしまっているので、ここは京都の伏見にあるという春満の墓所にも足を延ばしてコンプリートしておかねばならないだろうか。
なお、春満は上記四大人(しうし)のうち最も早くに出た人物であり、江戸における講学始の地に「国学発祥之地」碑が立てられたのは、如何にも其の碑銘に相応しいと言える。
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