医家後藤家墓所整備事業のこと
- 2020/04/16
- 18:30
昨年から進められた医家後藤家の墓所整備事業では、まず、墓地内に散在する医家後藤家の各墓碑を一か所に纏める事が計画されたが、昨今あちこちで行われている壁際に一纏めにして押し込める無慈悲極まりない無縁整理のような事は勿論出来ないので、複数の移転先候補があった中から、上品蓮台寺側の意向を汲んで最終的に後藤栗庵の墓碑のあった区画に全ての墓碑を集める事に決定した。
最初は、後藤艮山の墓碑を移動させずに、その周囲に配置する案も出たのだが、栗庵墓所の区画は最初から一段高くなっている上に石の枠組みで囲まれていて格調が高いという事で、移転先に決まったのである。
医家後藤家四世に当たる栗庵は、芥川丹邱の六男が養子として入り後藤氏の家督を継いだものだが、墓碑は数年前経年劣化により、無残に剥落してしまったものの、今回の整備事業で修復される事になった。
二代目の椿庵は、台石が大きく欠損していたのをセメントで埋め、向きを変える事で目立たない様にした。
艮山の長男得庵と艮山の令夫人富野氏の墓碑は、数年前に行われた墓地整備の際、誤って彫金家の後藤氏の墓域に纏められてしまい、今回はそこから救出して、新墓域に並んで頂く事に。
「移転より何より、剥落していたパーツを繋ぎ合わせて修復するジグソーパズル作業が一番大変」だったとのこと。
最初は、後藤艮山の墓碑を移動させずに、その周囲に配置する案も出たのだが、栗庵墓所の区画は最初から一段高くなっている上に石の枠組みで囲まれていて格調が高いという事で、移転先に決まったのである。
後藤栗庵墓(2019年2月7日撮影)
医家後藤家四世に当たる栗庵は、芥川丹邱の六男が養子として入り後藤氏の家督を継いだものだが、墓碑は数年前経年劣化により、無残に剥落してしまったものの、今回の整備事業で修復される事になった。
二代目の椿庵は、台石が大きく欠損していたのをセメントで埋め、向きを変える事で目立たない様にした。
艮山の長男得庵と艮山の令夫人富野氏の墓碑は、数年前に行われた墓地整備の際、誤って彫金家の後藤氏の墓域に纏められてしまい、今回はそこから救出して、新墓域に並んで頂く事に。
着々と進んだ墓所整備(2020年2月2日撮影)
おねんね中の艮山先生
おねんね中の椿庵先生
移転前までは、ここに後藤艮山および数基の関連墓碑が並んでいた。
最終仕上げを行う村上石材(株)の村上耕平専務
「移転より何より、剥落していたパーツを繋ぎ合わせて修復するジグソーパズル作業が一番大変」だったとのこと。
お疲れさまでした。
スポンサーサイト