初亀
- 2020/05/13
- 18:55
先日行きつけの酒屋で勧められて、静岡は初亀醸造の純米酒を買ってみたのだが、どうも個人的にイマイチだったので、ジビエのほうの初亀に期待。
たいてい泥抜き開始後数日は毎朝大量のものを吐き出しているのが普通なのだが、今回のスッポンさんは、殆ど水が汚れず、これはもう一週間くらいで食えるなと踏んでいたところ、8日目の朝に水が濁って驚かされた。
油断していたら、くっさ~い亀汁をすすることになっていただろう。
あぶない、あぶない。
今年の抱負は、ひっくり返して起き上がろうと首を伸ばしたところを、板さんのように素手でグイっと引っ付構えるあのやり方をマスターする事ですが、やっぱり怖いので、何度かチャレンジした後、結局軍手を装着。
最初に首を切り落としてしまう人も居ますが、蒼流庵式は生き血を採る際、無駄に血が流れ出ないように、切り落とさずに付け根部分に包丁を入れて甲羅に引っ付いている頸椎の部分を外すようにします。
が、この作業は未だにマスターし切れずに居ます。
この後で首を切断するのですが、あろうことか、手が離れてしまい、首がつながったまま、解体作業を進めることに。
本当はなるべく早く首を落としてあげた方が苦しめずに済みますが、自宅待機が続いて握力が弱まってしまっているのか、えらく首の力が強く感じました。
途中、抵抗しようと首を伸ばしたところを引っ捕まえてなんとかなりましたが、これは初めての事態。
首さえ落としてしまえば、あとはゆっくり自分のペースで作業すれば良いので、作業開始からの数分間が最も集中力を必要とするところでしょう。
いつもシーズン終わり頃には、40分ほどで解体出来るのですが、半年開くと勘が鈍るのか、その倍かかってしまうのが不思議。
しかも、だいたい最初の一匹は、胆嚢は潰してしまうわ、膀胱は破いてしまうわで、今年もその例に漏れず。
最初の30分は大量に出るアクをせっせと取り除く作業が続くので、合間を見て、先ほど採取した生き血をチビチビ頂きます。
もちろん、寄生虫の心配があるので、焼酎で割っていますが、焼酎に対して血が多すぎ、ドロドロになって正直飲みにくいです。
それでも、コース料理の初めに出て来るようなショットグラス一杯程度の量なら、グイっと一気飲み出来るのですが、このドロドロを飲み続けるのは中々に過酷で、半分ほどでギブアップ。
アクが出なくなってきたら、中のお肉やエンペラ(これはちゃんと煮込まないと硬くて食べられない)も柔らかくなっていますが、更に煮込みます。
ただ、10日程度では泥抜きが不足しているのか、若干亀臭さがいつもより強かったように思いましたので、やはり二週間は見た方が良いのかもしれません。
しかし、これでコロナ予防もばっちりです。
たいてい泥抜き開始後数日は毎朝大量のものを吐き出しているのが普通なのだが、今回のスッポンさんは、殆ど水が汚れず、これはもう一週間くらいで食えるなと踏んでいたところ、8日目の朝に水が濁って驚かされた。
油断していたら、くっさ~い亀汁をすすることになっていただろう。
あぶない、あぶない。
今回は、泥抜き10日で賞味することに。
普通、料理屋ではお目にかかれない結構なサイズです。
今年の抱負は、ひっくり返して起き上がろうと首を伸ばしたところを、板さんのように素手でグイっと引っ付構えるあのやり方をマスターする事ですが、やっぱり怖いので、何度かチャレンジした後、結局軍手を装着。
心痛むいつもの瞬間がやって来ます。
最初に首を切り落としてしまう人も居ますが、蒼流庵式は生き血を採る際、無駄に血が流れ出ないように、切り落とさずに付け根部分に包丁を入れて甲羅に引っ付いている頸椎の部分を外すようにします。
が、この作業は未だにマスターし切れずに居ます。
この後で首を切断するのですが、あろうことか、手が離れてしまい、首がつながったまま、解体作業を進めることに。
本当はなるべく早く首を落としてあげた方が苦しめずに済みますが、自宅待機が続いて握力が弱まってしまっているのか、えらく首の力が強く感じました。
途中、抵抗しようと首を伸ばしたところを引っ捕まえてなんとかなりましたが、これは初めての事態。
首さえ落としてしまえば、あとはゆっくり自分のペースで作業すれば良いので、作業開始からの数分間が最も集中力を必要とするところでしょう。
いつもシーズン終わり頃には、40分ほどで解体出来るのですが、半年開くと勘が鈍るのか、その倍かかってしまうのが不思議。
しかも、だいたい最初の一匹は、胆嚢は潰してしまうわ、膀胱は破いてしまうわで、今年もその例に漏れず。
皮むき作業の後は、ひたすら煮込んで行きます。
最初の30分は大量に出るアクをせっせと取り除く作業が続くので、合間を見て、先ほど採取した生き血をチビチビ頂きます。
もちろん、寄生虫の心配があるので、焼酎で割っていますが、焼酎に対して血が多すぎ、ドロドロになって正直飲みにくいです。
それでも、コース料理の初めに出て来るようなショットグラス一杯程度の量なら、グイっと一気飲み出来るのですが、このドロドロを飲み続けるのは中々に過酷で、半分ほどでギブアップ。
アクが出なくなってきたら、中のお肉やエンペラ(これはちゃんと煮込まないと硬くて食べられない)も柔らかくなっていますが、更に煮込みます。
小さいサイズの鍋に移して賞味します。
小食な庵主には、3日分の亀汁が一匹から取れました。
ただ、10日程度では泥抜きが不足しているのか、若干亀臭さがいつもより強かったように思いましたので、やはり二週間は見た方が良いのかもしれません。
しかし、これでコロナ予防もばっちりです。
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