金匱植物同好会第四回観察会を開催しました
- 2020/10/11
- 23:55
今日は金匱植物同好会の第四回観察会で金剛山を散策。
直前の台風襲来でギリギリまで開催可否の判断がつかなかったものの、前日に決断、快晴に期待して決行した結果は、なかなか実り多き観察会となりました。
当初予定していたルートは崩落の危険性がある為に取り辞め、比較的面白みが少ないと半ば馬鹿にしていた登山道に変更を余儀なくされたとはいえ、最終的にカウントしてみると、41種の薬用植物を観察する事が出来、参加者諸氏にとってもそれなりに満足度の高い観察会になったと思われます。
以下観察された薬用植物を列挙(五倍子のように薬用部位は生じていないものも基原として数えた他、必ずしも局方の定義にはとらわれず柔軟にユル~くカウント)。
威霊仙(ボタンズル)・虎杖(イタドリ)・五倍子(ヌルデ)・女青(ヘクソカズラ)・山薬(ヤマノイモ)・萆薢(オニドコロ)・車前子(オオバコ)・酢漿草(ミヤマカタバミ)・博落廻(タケニグサ)・附子(カワチブシ)・升麻(サラシナショウマ)・赤車使者(ウワバミソウ)・防已(オオツヅラフジ)・連銭草(カキドオシ)・党参(ツルニンジン)・常山(コクサギ)・天南星(マムシグサ)・香薷(ナギナタコウジュ)・淡竹葉(ササクサ)・魚腥草(ドクダミ)・秋海棠(シュウカイドウ)・金絲草(ミズヒキ)・茜草(アカネ)・艾草(ヨモギ)・蒲公英(タンポポ)・通草(アケビ)・紫花前胡(ノダケ)・敗醤(オトコエシ)・鹿薬(ユキザサ)・莢迷(ガマズミ)・坐拏草(ツリフネソウ)・仙鶴草(キンミズヒキ)・王瓜(カラスウリ)・葛根葛花(クズ)・玄草(ゲンノショウコ)・薊(アザミ)・桃葉珊瑚(アオキ)・菝葜(サルトリイバラ)・木防已(アオツヅラフジ)・百合(ササユリ)・アマチャズル
山では予想外の出来事がつきもので、下山での利用を予定していたロープウェイの運休などは面白からぬアクシデントに数え上げるべきものでしょうけれど、カワチブシ探索の途中に丸々と太ったウサちゃんと遭遇したり、何年振りかでヒキガエルと戯れるという幸運に恵まれた事などは、山の楽しさを再確認させてくれたと言って良いでしょう。
また、薬用植物以外では、今が最盛期のシラネセンキュウが至る所でセリ科特有の白く豪華な花を咲かせ、盛りの過ぎたミカエリソウもあちこちで目にすることが出来ました。
今回は久しぶりに名古屋の加藤先生がご来阪になり、生薬探偵が見落としたものも丁寧に拾い上げつつ正に虚を補う補剤の如き役割を見事に演じてくださったのは実に有難いことでした。
この場を借りて感謝申し上げます。
直前の台風襲来でギリギリまで開催可否の判断がつかなかったものの、前日に決断、快晴に期待して決行した結果は、なかなか実り多き観察会となりました。
当初予定していたルートは崩落の危険性がある為に取り辞め、比較的面白みが少ないと半ば馬鹿にしていた登山道に変更を余儀なくされたとはいえ、最終的にカウントしてみると、41種の薬用植物を観察する事が出来、参加者諸氏にとってもそれなりに満足度の高い観察会になったと思われます。
以下観察された薬用植物を列挙(五倍子のように薬用部位は生じていないものも基原として数えた他、必ずしも局方の定義にはとらわれず柔軟にユル~くカウント)。
威霊仙(ボタンズル)・虎杖(イタドリ)・五倍子(ヌルデ)・女青(ヘクソカズラ)・山薬(ヤマノイモ)・萆薢(オニドコロ)・車前子(オオバコ)・酢漿草(ミヤマカタバミ)・博落廻(タケニグサ)・附子(カワチブシ)・升麻(サラシナショウマ)・赤車使者(ウワバミソウ)・防已(オオツヅラフジ)・連銭草(カキドオシ)・党参(ツルニンジン)・常山(コクサギ)・天南星(マムシグサ)・香薷(ナギナタコウジュ)・淡竹葉(ササクサ)・魚腥草(ドクダミ)・秋海棠(シュウカイドウ)・金絲草(ミズヒキ)・茜草(アカネ)・艾草(ヨモギ)・蒲公英(タンポポ)・通草(アケビ)・紫花前胡(ノダケ)・敗醤(オトコエシ)・鹿薬(ユキザサ)・莢迷(ガマズミ)・坐拏草(ツリフネソウ)・仙鶴草(キンミズヒキ)・王瓜(カラスウリ)・葛根葛花(クズ)・玄草(ゲンノショウコ)・薊(アザミ)・桃葉珊瑚(アオキ)・菝葜(サルトリイバラ)・木防已(アオツヅラフジ)・百合(ササユリ)・アマチャズル
カワチブシ
サラシナショウマ
ツルニンジン
ナギナタコウジュ
ノダケ
かわいいヒキガエルくん
山では予想外の出来事がつきもので、下山での利用を予定していたロープウェイの運休などは面白からぬアクシデントに数え上げるべきものでしょうけれど、カワチブシ探索の途中に丸々と太ったウサちゃんと遭遇したり、何年振りかでヒキガエルと戯れるという幸運に恵まれた事などは、山の楽しさを再確認させてくれたと言って良いでしょう。
また、薬用植物以外では、今が最盛期のシラネセンキュウが至る所でセリ科特有の白く豪華な花を咲かせ、盛りの過ぎたミカエリソウもあちこちで目にすることが出来ました。
今回は久しぶりに名古屋の加藤先生がご来阪になり、生薬探偵が見落としたものも丁寧に拾い上げつつ正に虚を補う補剤の如き役割を見事に演じてくださったのは実に有難いことでした。
この場を借りて感謝申し上げます。
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