コロナワクチンを占う
- 2021/03/29
- 18:20
もう一年以上テレビをつければコロナコロナコロナの状況が続いていて殆どコロナ狂騒曲といった観を呈している有様だが、今度はここにコロナワクチンが加わって、専門家らしき人間を引っ張って来ては勝手な事を喋らせているテレビ屋の芸の無さにもいい加減ウンザリさせられる。
残念ながら私の周りにも少なからぬ陰謀論者が居て、ビルゲイツ黒幕説から中国生物兵器説まで飛び交っているのだが、そもそも陰謀論の弱点はそれぞれの論者が陰謀であるという共通項以外はてんでバラバラな事を言っている点で、1999年のノストラダムス騒動の際も同様であったのをつい昨日の事のように覚えている。
製薬会社陰謀説を採れば、いよいよワクチンでの大儲けで目的を達成する段階に来た事になる訳だが、その場合やはりワクチンは有効でなければならない筈で、これが副作用しかない有害無益なものであったとしたら、陰謀としての完成度が御粗末過ぎるように私には思われる。
そもそも陰謀というのは陰謀と感づかれてはならないから、計画完了の時点で誰の目にも製薬会社は悪玉ではなく善玉として映って居なくてはならないだろう。
今回のワクチンそのものが或る種初めての試みが含まれていて人体実験的な要素が多分にあるのは否定出来ないが、それはどのような新しい試みにも付いて回る要素だから致し方ない。
しかし、ファイザーワクチンなどは恐ろしくて打てないという若年層は決して少なくなく、彼らはコロナに罹患したくらいでは死ぬはずはないと高を括っていて、むしろワクチンの副作用のほうが余程リスキーで恐ろしい事のようだ。
それはそれで判らぬでもない。
そもそも、今回のワクチン接種が有効に働くのかどうか、もとより門外漢の庵主には丸で判らぬ事であるけれど、丸で判らぬ事がらは蓍策にでも問うてみる他はない。
そこで卦を布いてみた。
此のところ訳あって、もっぱら大衍筮法(所謂本筮法に同じ)を用いているのだが、得卦は水地比之坤為地であった。
私なりにこれを検討してみると、どうやらワクチン接種は有効であると断じて良いようだ。
朱子の七考占を持ち出すまでもなく、中筮や四遍筮のような複数の爻変が得られる筮法に於いても一爻変の場合は爻辞を採るのが定石であるが、水地比九五の辞は同卦中最も吉意が強いのは明らかである。
本之卦を対照する観方をしても、心肺の位置にある熱邪の一陽が消失して之卦は平安なる坤為地になると観られるから、占的を考えれば吉占という他なかろう。
また、本卦の卦辞にある「後るる夫は凶」は「最後まで服従しない者は凶」つまり「最後まで摂取しない者は凶」だと捉える事が出来るが、九五の辞「王、三驅を用い、前禽を失う」また其の伝に「逆を舍てて順を取り、前禽を失う也」とある如く、国家の側がこれを強制はしない訳である。
水地比という卦は皆で一緒にやる事に吉と判断する卦であるが、今回のワクチン接種はその範疇だろう。
このように色々に卦爻をこねくり回してみたところで、得卦より判断する限り、ワクチン接種は有効という事になるようだ。
しかし、これはあくまで卦爻から判断した内容を開陳したまでの事で、私自身は未病医学の観点からワクチン接種など甚だ面白からぬ事であると考えているし、あくまでも人間の生命力を発揚する事こそ疫病に打ち勝つ根本であると考えている事は強調しておきたい。
ただし、そのような医学の理想をこの状況下で全国民が実践する等出来る訳がないから、結局はワクチン接種が現実的という事なのだろう。
と言っても、これは一般論として布いた卦であるから、個々人の摂取の是非については副作用の恐れがゼロでない以上個別に立卦して判断すべきだし、どの製薬会社のワクチンが良いのかは、今回占的にしていないので亦別の問題である。
残念ながら私の周りにも少なからぬ陰謀論者が居て、ビルゲイツ黒幕説から中国生物兵器説まで飛び交っているのだが、そもそも陰謀論の弱点はそれぞれの論者が陰謀であるという共通項以外はてんでバラバラな事を言っている点で、1999年のノストラダムス騒動の際も同様であったのをつい昨日の事のように覚えている。
製薬会社陰謀説を採れば、いよいよワクチンでの大儲けで目的を達成する段階に来た事になる訳だが、その場合やはりワクチンは有効でなければならない筈で、これが副作用しかない有害無益なものであったとしたら、陰謀としての完成度が御粗末過ぎるように私には思われる。
そもそも陰謀というのは陰謀と感づかれてはならないから、計画完了の時点で誰の目にも製薬会社は悪玉ではなく善玉として映って居なくてはならないだろう。
今回のワクチンそのものが或る種初めての試みが含まれていて人体実験的な要素が多分にあるのは否定出来ないが、それはどのような新しい試みにも付いて回る要素だから致し方ない。
しかし、ファイザーワクチンなどは恐ろしくて打てないという若年層は決して少なくなく、彼らはコロナに罹患したくらいでは死ぬはずはないと高を括っていて、むしろワクチンの副作用のほうが余程リスキーで恐ろしい事のようだ。
それはそれで判らぬでもない。
そもそも、今回のワクチン接種が有効に働くのかどうか、もとより門外漢の庵主には丸で判らぬ事であるけれど、丸で判らぬ事がらは蓍策にでも問うてみる他はない。
そこで卦を布いてみた。
此のところ訳あって、もっぱら大衍筮法(所謂本筮法に同じ)を用いているのだが、得卦は水地比之坤為地であった。
私なりにこれを検討してみると、どうやらワクチン接種は有効であると断じて良いようだ。
朱子の七考占を持ち出すまでもなく、中筮や四遍筮のような複数の爻変が得られる筮法に於いても一爻変の場合は爻辞を採るのが定石であるが、水地比九五の辞は同卦中最も吉意が強いのは明らかである。
本之卦を対照する観方をしても、心肺の位置にある熱邪の一陽が消失して之卦は平安なる坤為地になると観られるから、占的を考えれば吉占という他なかろう。
また、本卦の卦辞にある「後るる夫は凶」は「最後まで服従しない者は凶」つまり「最後まで摂取しない者は凶」だと捉える事が出来るが、九五の辞「王、三驅を用い、前禽を失う」また其の伝に「逆を舍てて順を取り、前禽を失う也」とある如く、国家の側がこれを強制はしない訳である。
水地比という卦は皆で一緒にやる事に吉と判断する卦であるが、今回のワクチン接種はその範疇だろう。
このように色々に卦爻をこねくり回してみたところで、得卦より判断する限り、ワクチン接種は有効という事になるようだ。
しかし、これはあくまで卦爻から判断した内容を開陳したまでの事で、私自身は未病医学の観点からワクチン接種など甚だ面白からぬ事であると考えているし、あくまでも人間の生命力を発揚する事こそ疫病に打ち勝つ根本であると考えている事は強調しておきたい。
ただし、そのような医学の理想をこの状況下で全国民が実践する等出来る訳がないから、結局はワクチン接種が現実的という事なのだろう。
と言っても、これは一般論として布いた卦であるから、個々人の摂取の是非については副作用の恐れがゼロでない以上個別に立卦して判断すべきだし、どの製薬会社のワクチンが良いのかは、今回占的にしていないので亦別の問題である。
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