反復は学習の母
- 2021/04/16
- 18:11
その昔、サジェストペディアに代表される加速学習法に強い関心を寄せていた時期があって、当時関連する書籍を随分読んだものだが、どの本だったかは忘却の彼方であるものの、其の中で「反復は学習の母」という言葉を知った。
今調べてみると、残念ながら出典を詳らかには出来なかったが、どうもラテン語の格言の一つであるらしい。
東洋の「韋編三たび絶つ」と少々ニュアンスは異なるけれど、何れも学問学習の基本が繰り返しにある事を教えている点では大同小異と言えるだろう。
一月から易学講座を開いて、現在序卦48番目の水風井まで読み進めて来たが、四卦×4だから、あと四回で六十四卦を一通り終えられる勘定である。
使用しているテキストは、これ以上削りようがないという位に簡潔なものにしたのだが、これは反復学習で心が折れない為の一つの工夫で、難しい漢字ばかりが続くのは支那の古典である以上、誰が講じても避けがたいとして(本来なら知っている筈の文字も旧字になっただけで現代人には何やらとっつきにくいものに感じられるのは当然である)、それでも自宅学習が少しでも容易になるよう自分なりに現時点での最善を尽くしたつもりではある(殊にルビはかなり簡単な文字にまで丁寧に振るよう心掛けた)。
週1ペースの講座で一度に四卦読み進めているのだが、翌週までに自宅で2回復習するよう御願いしていて、一年間で合計10回、つまり十巡するのを目標にしてもらっている。
ただし、これは講義の回数も含めて良いという事にしているので、GW明けに一通りの解説を終えた時点で、既に10回のうち3回をこなした計算になり、そうすると残りは7回だから然して無理のないプランであると思う。
前回理解度を軽く確認してみたところ、案の定三回くらいでは飲み込めるという所までは至っておらず、卦意なども半分くらいしか出て来ない様子だったけれど、これは想定内で、だいたい五巡した辺りから、おぼろげながら全体像が見えて来るのではないかという気がする。
これが十巡を終える頃には、それなりに『易』というものが判って来る筈と期待しているのだが、自分の経験から言っても大体それくらいで占筮のほうもソコソコ使い物になるようになって来たような記憶がある。
しかし、岩波文庫程度の比較的簡潔なものでさえ、十回繰り返して読むとなると、それなりの覚悟が要求されるだろう。
ただでさえ意志薄弱な現代人には正直市販のテキストを流用するというのでは難しいところがあるような気がする。
今回は多分に実験的な試みであるので、どうなるのかは一年経ってみないと本当のところは分からないけれど、狙い通りに行くのかどうか楽しみではある。
いずれにせよ理解度は反復回数に比例するので、多少テキストと講者が不出来であったとしても、納得行くまで繰り返してもらう必要があるのは、どのようなものを選択しても同じだから、最終的には“読書百遍意自ずから通ず”に行き着く他はない。
なお、テキストだけでなく、進め方の随所に昔研究した加速学習のノウハウを取り入れてあるのも今回の講座の特徴と言えば言える。
今調べてみると、残念ながら出典を詳らかには出来なかったが、どうもラテン語の格言の一つであるらしい。
東洋の「韋編三たび絶つ」と少々ニュアンスは異なるけれど、何れも学問学習の基本が繰り返しにある事を教えている点では大同小異と言えるだろう。
一月から易学講座を開いて、現在序卦48番目の水風井まで読み進めて来たが、四卦×4だから、あと四回で六十四卦を一通り終えられる勘定である。
使用しているテキストは、これ以上削りようがないという位に簡潔なものにしたのだが、これは反復学習で心が折れない為の一つの工夫で、難しい漢字ばかりが続くのは支那の古典である以上、誰が講じても避けがたいとして(本来なら知っている筈の文字も旧字になっただけで現代人には何やらとっつきにくいものに感じられるのは当然である)、それでも自宅学習が少しでも容易になるよう自分なりに現時点での最善を尽くしたつもりではある(殊にルビはかなり簡単な文字にまで丁寧に振るよう心掛けた)。
週1ペースの講座で一度に四卦読み進めているのだが、翌週までに自宅で2回復習するよう御願いしていて、一年間で合計10回、つまり十巡するのを目標にしてもらっている。
ただし、これは講義の回数も含めて良いという事にしているので、GW明けに一通りの解説を終えた時点で、既に10回のうち3回をこなした計算になり、そうすると残りは7回だから然して無理のないプランであると思う。
前回理解度を軽く確認してみたところ、案の定三回くらいでは飲み込めるという所までは至っておらず、卦意なども半分くらいしか出て来ない様子だったけれど、これは想定内で、だいたい五巡した辺りから、おぼろげながら全体像が見えて来るのではないかという気がする。
これが十巡を終える頃には、それなりに『易』というものが判って来る筈と期待しているのだが、自分の経験から言っても大体それくらいで占筮のほうもソコソコ使い物になるようになって来たような記憶がある。
しかし、岩波文庫程度の比較的簡潔なものでさえ、十回繰り返して読むとなると、それなりの覚悟が要求されるだろう。
ただでさえ意志薄弱な現代人には正直市販のテキストを流用するというのでは難しいところがあるような気がする。
今回は多分に実験的な試みであるので、どうなるのかは一年経ってみないと本当のところは分からないけれど、狙い通りに行くのかどうか楽しみではある。
いずれにせよ理解度は反復回数に比例するので、多少テキストと講者が不出来であったとしても、納得行くまで繰り返してもらう必要があるのは、どのようなものを選択しても同じだから、最終的には“読書百遍意自ずから通ず”に行き着く他はない。
なお、テキストだけでなく、進め方の随所に昔研究した加速学習のノウハウを取り入れてあるのも今回の講座の特徴と言えば言える。
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