銭鼈GeTだゼッ!
- 2021/05/04
- 10:56
ご厚意でスッポンさんの養殖業者より愛くるしいベビースッポン=銭鼈を頂戴した。
お願いしたのは昨夏の事だが、なんでも個体の選別は寒い時期に行うそうで、先日忘れた頃にご連絡を頂いた次第。
この愛くるしい表情!
弱ったのは、1~2匹お願いしたつもりだったが、10匹も持って来て頂き、押し問答の末、5匹貰い受ける事に。
スッポンはうまく育てば比較的短期間で巨大になる上、縄張り意識が強いので、一人で5匹を飼育するというのは現実的でないから、1匹残してあとは引き取り手を探したが、ものがものだけに中々苦戦。
しかし、見れば見る程、そこらの普通の亀とは雰囲気が違っていて面白い。
ブタ鼻も特徴的だが、眠たそうな眼付が多い亀の仲間にしてはパッチリしたお目々である。
目下、さっぱり餌を食べてくれずに苦戦しているが、真っ先に餌付けに成功したブドウ王Nakataによれば、水温が鍵らしく、ヒーターで加温して30度まで水温をあげるとパクパク食べてくれるようになるみたいだ。
ところで、獰猛な印象とは裏腹に、大変臆病で病気にも弱く、飼育の難しさはミドリガメなどの比ではないのだが、恐竜の時代から存在する所謂“生きた化石”の一つ(大阪でも泉州地域から私の耳にした限り、2~3点の化石が見出されている)で、この弱さが逆に白亜紀末の生物大量絶滅を生き延びた要因のように思われるのは興味深い。
また、普通の亀との顕著な違いの一つとして、愛情を注いで育てると、飼い主に大変なつくという性質を持ち合わせている事もまた獰猛な印象しか持ち合わせていない巷間の人々には意外な事実だろう。
これくらいまで育てられたら嬉しいのだが。
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