コロナ占ふたたび

度重なる緊急事態宣言の御蔭で、4月5月に予定していた出張は全てキャンセル、大阪から行くというだけでグレーでなしに端からクロ扱いというのは酷い話だが、コロナ患者のまだ少ない地方が相手なら兎も角東京連中からまで同様の扱いを受けるのは甚だ心外という他はない。

もっとも、長らく東京一極集中が叫ばれて何事につけ二番手の地位に甘んじ続けて来た大阪が久方ぶりにかかる不本意な事柄とはいえ首位奪還を果たして、しかもそれを暫く維持し続けているのだから、ここはポジティブに王者の貫禄を見せつけているつもりにでもなっておくべきであろうか。

それはさて置いて、昨年に引き続き御国からのお達しを守って自宅待機のGWであるが、退屈しのぎに久しぶりのコロナ占を執ってみることにした。

昨年4月の占では、半年先まで月毎に立卦して凡その推移は読卦とそうたがわずに来たものの、その更に先を立卦せずに済ませた故に、リバウンドを読み切れなかった憾みがあり、今度は少し先まで含める為、一年のスパンで立ててみる事に。

2021年は既に3分の1過ぎてしまっているので、占的は2021年度つまり来春までのコロナの流行状況の推移とした。

筮法は最近ハマっている大衍筮法である。

本之卦で半年ごとの運気を分けて考えるのは土台無理がある訳だが、凡そ前半後半ということで考えると、前半は二女同居で勢いの激しい革であるから中々厳しいだろう。

それが転じて「のびなやみ」の水雷屯に之く訳だから、後半はワクチンの接種によるものか、勢いは鈍化するようである。

もっとも、完全にコロナがなくなる筈はないけれど、この場合の屯はそれなりに期待出来そうな気はする。

陽爻をコロナとすれば、之卦では陽爻が半減すると観られるが、三四の中爻が変じる事からすれば、中心たる大都市で減少して、地方でくすぶるような状況になるのであろうか。