蓍策の効用
- 2021/09/24
- 18:31
蓍策を用いて卦を起こすようになって暫く経つけれど、以前から話にのみ聞いていた或る現象に遭遇するようになった。
その現象というのは、立卦前の段階で得卦を感得するというもので、他の筮具を用いていた頃には一度も経験した事がなかったが、蓍策に代えてから頻繁に遭遇していて、どのような大成卦が得られるか察知してしまうというのも屡々ながら、下卦を起こした段階で上卦に何が来るか何となく判るという程度のことは日常茶飯とまでは言えぬにしても、割に頻繁に起こっている。
賽でもこういう事が時折あるというのは古い易友も言っていたけれど、自分では経験したことが無かったし、立卦の手順そのものは何ら異なるところがない筈なのに、筮竹でやっていた頃には一度も起こったことのない現象であるから、やはりメドハギという植物に何か特殊な霊力めいた作用が備わっているということであろうか。
面白いのは絵にかいたような初心者である生徒さんにさえ同様に此の現象が起こっている事で、或いは生徒さんの霊感に一緒に居る私が感応してしまっているだけだとも考えられなくはない。
しかし、同じ部屋で易を勉強している時ならいざ知らず、蒼流庵に帰って立卦しても遭遇するところからすれば、どうもそんな話ではないという気がする。
何に起因しているのかは未だよく判らないし、今後よく判るのかどうかも定かではないが、いずれにせよ興味を引かれるものではある。
ところで、たしか紀藤元之介先生のエッセイか何かで、占考時に算木を凝視していると占的に絡んだ画相のようなものが見えるというのを読んだことがあるのだが、この現象は未だ経験していない。
もっとも、甚だ性急な性分である為、長時間算木を凝視するというような気の長い占考をしていないせいかもしれないし、だいたい画相の類は適性めいたものがあるらしく、毎度ロールシャッハテストが羊の顔以外に見えたためしがない庵主には起こり得ない現象という可能性もありそうな気がする。
その現象というのは、立卦前の段階で得卦を感得するというもので、他の筮具を用いていた頃には一度も経験した事がなかったが、蓍策に代えてから頻繁に遭遇していて、どのような大成卦が得られるか察知してしまうというのも屡々ながら、下卦を起こした段階で上卦に何が来るか何となく判るという程度のことは日常茶飯とまでは言えぬにしても、割に頻繁に起こっている。
賽でもこういう事が時折あるというのは古い易友も言っていたけれど、自分では経験したことが無かったし、立卦の手順そのものは何ら異なるところがない筈なのに、筮竹でやっていた頃には一度も起こったことのない現象であるから、やはりメドハギという植物に何か特殊な霊力めいた作用が備わっているということであろうか。
面白いのは絵にかいたような初心者である生徒さんにさえ同様に此の現象が起こっている事で、或いは生徒さんの霊感に一緒に居る私が感応してしまっているだけだとも考えられなくはない。
しかし、同じ部屋で易を勉強している時ならいざ知らず、蒼流庵に帰って立卦しても遭遇するところからすれば、どうもそんな話ではないという気がする。
何に起因しているのかは未だよく判らないし、今後よく判るのかどうかも定かではないが、いずれにせよ興味を引かれるものではある。
ところで、たしか紀藤元之介先生のエッセイか何かで、占考時に算木を凝視していると占的に絡んだ画相のようなものが見えるというのを読んだことがあるのだが、この現象は未だ経験していない。
もっとも、甚だ性急な性分である為、長時間算木を凝視するというような気の長い占考をしていないせいかもしれないし、だいたい画相の類は適性めいたものがあるらしく、毎度ロールシャッハテストが羊の顔以外に見えたためしがない庵主には起こり得ない現象という可能性もありそうな気がする。
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