おみくろん
- 2022/01/27
- 18:21
再びコロナの新規陽性者数が急増して我が大阪もマンボーに又もや突入、行きつけの飲食店が時短や休業に移行して、外食率の高い庵主には文字通りの冬の時代に逆戻り。
と言っても、目の敵にばかりされる飲食店こそ気の毒な限りで、友人の営む中華料理店(普段なら予約なしには入店困難)もキャンセルの連続だという。
しかしながら今回のオミクロン、散々言われているように感染力こそ高けれど、重症化率は滅法低いということで、加えて噂に聞く其の症状を眺めてみも典型的な温病といった感がある。
先日も実践中医学普及研究会の加藤先生と御電話で話していて、これは問題なく銀翹散のみで対処できそうな気がするんだけどなぁとなったのが、銀翹散は流行初期に庵主が想定していた単純な処方である。
そうなると、たとえ感染した場合でも、折角用意した清肺排毒湯の出番が無さそうで悲しいが、願わくば銀翹散さえ御呼びでないというのが一番には違いない。
相変わらず、東京に次ぐ感染者数を誇る大阪に住んでいても、特に身近に感染者や、まして死者など出た話は耳にしないが、唯一の例外は生薬探偵業に於ける門人の元カレのおっさんが自宅療養から急劇に悪化して享年54歳にて帰天したという話だけである。
年齢から考えれば何かしら持病があったものと想像されるが、結局のところ、自らの体調管理の問題であり、少なくとも東洋医学に従事するなら「未だ病まざるを治す」という其の神髄と真価がそこに試されているという他はない。
試みにオミクロン株の流行後を筮して巽為風九五を得た。
重巽卦は流感など伝染病に見ることが多いが(カゼは風邪と書くが、中国古代の疾病観ではフウジャとして風を急性疾患の病因と捉えた)、得卦は君位の五爻、爻辞は吉意が強い。
ただ、今回は辞よりも寧ろ重巽の主爻たる四ではなく、一つ上の五という位置を得た事を重く見た方が良いような気もする。
デルタやらラムダやら次から次にギリシャ数字の名称を採った株が現れては消えて行ったが、その推移が風また風とすれば、主爻を過ぎて五爻であるから収束にだいぶ近づいて来たようだ(とするとデルタ株が四に当たるか)。
しかしながら、卦が極まって転じる上爻ではなく五爻であるから、まだ少し(新たな株を含め)流行の残る可能性はある。
一時期は余りに次々に新株が出て来るので、ギリシャ数字を使い切った場合はどう名付けるのかという話も出たこともあるけれど、そういえば他にどんなのがあったかなと調べてみたら、アルファ株、ベータ株、シータ株、カッパ株などがあったそうだ。
正直あまり記憶に残っておらず、コロナなどより余程重篤な健忘症を患っているのではないかという不安に襲われて、銀翹散などより先ずは桃核承気湯でも飲むべきかもしれないと、最近そんなことを考えている。
と言っても、目の敵にばかりされる飲食店こそ気の毒な限りで、友人の営む中華料理店(普段なら予約なしには入店困難)もキャンセルの連続だという。
しかしながら今回のオミクロン、散々言われているように感染力こそ高けれど、重症化率は滅法低いということで、加えて噂に聞く其の症状を眺めてみも典型的な温病といった感がある。
先日も実践中医学普及研究会の加藤先生と御電話で話していて、これは問題なく銀翹散のみで対処できそうな気がするんだけどなぁとなったのが、銀翹散は流行初期に庵主が想定していた単純な処方である。
そうなると、たとえ感染した場合でも、折角用意した清肺排毒湯の出番が無さそうで悲しいが、願わくば銀翹散さえ御呼びでないというのが一番には違いない。
相変わらず、東京に次ぐ感染者数を誇る大阪に住んでいても、特に身近に感染者や、まして死者など出た話は耳にしないが、唯一の例外は生薬探偵業に於ける門人の元カレのおっさんが自宅療養から急劇に悪化して享年54歳にて帰天したという話だけである。
年齢から考えれば何かしら持病があったものと想像されるが、結局のところ、自らの体調管理の問題であり、少なくとも東洋医学に従事するなら「未だ病まざるを治す」という其の神髄と真価がそこに試されているという他はない。
試みにオミクロン株の流行後を筮して巽為風九五を得た。
重巽卦は流感など伝染病に見ることが多いが(カゼは風邪と書くが、中国古代の疾病観ではフウジャとして風を急性疾患の病因と捉えた)、得卦は君位の五爻、爻辞は吉意が強い。
ただ、今回は辞よりも寧ろ重巽の主爻たる四ではなく、一つ上の五という位置を得た事を重く見た方が良いような気もする。
デルタやらラムダやら次から次にギリシャ数字の名称を採った株が現れては消えて行ったが、その推移が風また風とすれば、主爻を過ぎて五爻であるから収束にだいぶ近づいて来たようだ(とするとデルタ株が四に当たるか)。
しかしながら、卦が極まって転じる上爻ではなく五爻であるから、まだ少し(新たな株を含め)流行の残る可能性はある。
一時期は余りに次々に新株が出て来るので、ギリシャ数字を使い切った場合はどう名付けるのかという話も出たこともあるけれど、そういえば他にどんなのがあったかなと調べてみたら、アルファ株、ベータ株、シータ株、カッパ株などがあったそうだ。
正直あまり記憶に残っておらず、コロナなどより余程重篤な健忘症を患っているのではないかという不安に襲われて、銀翹散などより先ずは桃核承気湯でも飲むべきかもしれないと、最近そんなことを考えている。
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