橋本よし子先生作 四草湯呑
- 2022/12/25
- 10:03
比叡山々麓で染付磁器を制作されている橋本よし子先生は、“世界の天目作家100人”にも選ばれた橋本大輔先生の令夫人で、独立して窯を開かれる以前から交流させて頂いているが、特異な作風が災いして長らく技量に対する正当な評価が伴って来なかった嫌いがあるものの、今年に至り漸くと言うべきか、人間国宝の登竜門たる日本伝統工芸展にて初の入選を果たされた。
私は以前から先生の手に成る神農をモチーフにした湯呑を愛用していて、親しい方には時に進呈させて頂くこともあるのだが、ここ数年は世間との関わりを減らして行っていることもあって、贈答用の制作も暫らく御無沙汰であった。
久しぶりに制作を依頼させて頂いたのが以下に示す四草湯呑で、春に大腿骨々折という大怪我を負って半年間野山を駆け巡ることが出来なかった生薬探偵における唯一の門人(探偵見習?目下易学講座も受講中)の快気祝いとして贈ることになったものだが、ちょうど伝統工芸展初入選の年の制作ということになり、贈る側としても思い出深い逸品となった。
四季折々の薬用植物を季節順に配置してあり、四草の選定は探偵見習氏に予めリクエストを聞いておいたもの。
山梔子が実際よりデフォルメされているが、それも中々かわいいデザインになったように思う。
ちなみに、意匠に関してはweb上から拾って来た写真を複数枚橋本先生に提示させて頂き、後は完全にお任せ。
ヒメハギは染付の単色だと表現の難しい題材であるが、実物を知っている人なら判るのではないかと思う。
これは他に見間違えるもののない素人目にも特異な風体の植物であるから、判り易い。
七物降下湯など、この湯呑で飲んだらプラシーボ効果も加わってグイグイ効いてくれそうな気がする。
秋の七草の一つワレモコウはヒメハギ以上に単色表現の難しい題材であるようだ。
秋の御仲間なら個人的には桔梗か竜胆推しなのだが、探偵見習氏はそれらの園芸臭の強い種類はお好みではないらしく、どうしてもワレモコウでということになった。
私は以前から先生の手に成る神農をモチーフにした湯呑を愛用していて、親しい方には時に進呈させて頂くこともあるのだが、ここ数年は世間との関わりを減らして行っていることもあって、贈答用の制作も暫らく御無沙汰であった。
久しぶりに制作を依頼させて頂いたのが以下に示す四草湯呑で、春に大腿骨々折という大怪我を負って半年間野山を駆け巡ることが出来なかった生薬探偵における唯一の門人(探偵見習?目下易学講座も受講中)の快気祝いとして贈ることになったものだが、ちょうど伝統工芸展初入選の年の制作ということになり、贈る側としても思い出深い逸品となった。
四季折々の薬用植物を季節順に配置してあり、四草の選定は探偵見習氏に予めリクエストを聞いておいたもの。
山梔子が実際よりデフォルメされているが、それも中々かわいいデザインになったように思う。
ちなみに、意匠に関してはweb上から拾って来た写真を複数枚橋本先生に提示させて頂き、後は完全にお任せ。
ヒメハギは染付の単色だと表現の難しい題材であるが、実物を知っている人なら判るのではないかと思う。
これは他に見間違えるもののない素人目にも特異な風体の植物であるから、判り易い。
七物降下湯など、この湯呑で飲んだらプラシーボ効果も加わってグイグイ効いてくれそうな気がする。
秋の七草の一つワレモコウはヒメハギ以上に単色表現の難しい題材であるようだ。
秋の御仲間なら個人的には桔梗か竜胆推しなのだが、探偵見習氏はそれらの園芸臭の強い種類はお好みではないらしく、どうしてもワレモコウでということになった。
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