おりかえし
- 2023/03/27
- 18:18
先週、蒼流庵易学講座の第24回を終え、ようやく折り返し地点に到達したのは感慨深いものがある。
前半最終回は、「易占手引草」と題して実占上の要訣を羅列したサブテキストを最後まで読み進めて終わったが、普通に街占でもすれば半分以上を占めるであろう色恋沙汰の占の他、失せ物や失踪の占、時期や数の取り方などにも及んだ。
ラストは病占で締めくくったが、ここが臨床家の多い今期では一番楽しんで頂けた箇所ではないかと思う。
病占と言えば、久しぶりに学術誌に一つ投稿すべく、リハビリがてら稿を起こしているのだが(紙媒体には凡そ一年半ぶりの執筆)、江戸期の代表的な病占書を纏めて読む機会を持ったので、恐らく目下この時代の易学病占については、庵主は最も通暁している一人ではないかと自負するところがある。
詳しくはそれに書いたが、同じ白蛾流を標榜している易書でも中身はてんでバラバラで、どこまでが白蛾の易法かは甚だ疑わしい。
もっとも、海外で日本料理と称してトンデモない代物が平然と出されたりする(作り手さえ何等の疑問を持たないままに)のをテレビで観ると、分野を問わずいつの時代も人間は同じなのだということを痛感する。
それはさておき、次回は説卦伝を詳しくお話する予定だが、普通の易書を見ると、八卦の詳しい象意が巻頭に近い位置に置かれている場合が多いものの、あれは順番としては六十四卦の後に置いたほうが実際の学習の上では良いように感じている為、経文解説の後に持って来た次第(勿論簡単な八卦象意の解説は第1回でやってはいるのだけれど)。
時間があれば、個人的には余り好きでない雑卦伝も読んでみたいと思っている。
前半最終回は、「易占手引草」と題して実占上の要訣を羅列したサブテキストを最後まで読み進めて終わったが、普通に街占でもすれば半分以上を占めるであろう色恋沙汰の占の他、失せ物や失踪の占、時期や数の取り方などにも及んだ。
ラストは病占で締めくくったが、ここが臨床家の多い今期では一番楽しんで頂けた箇所ではないかと思う。
病占と言えば、久しぶりに学術誌に一つ投稿すべく、リハビリがてら稿を起こしているのだが(紙媒体には凡そ一年半ぶりの執筆)、江戸期の代表的な病占書を纏めて読む機会を持ったので、恐らく目下この時代の易学病占については、庵主は最も通暁している一人ではないかと自負するところがある。
詳しくはそれに書いたが、同じ白蛾流を標榜している易書でも中身はてんでバラバラで、どこまでが白蛾の易法かは甚だ疑わしい。
もっとも、海外で日本料理と称してトンデモない代物が平然と出されたりする(作り手さえ何等の疑問を持たないままに)のをテレビで観ると、分野を問わずいつの時代も人間は同じなのだということを痛感する。
それはさておき、次回は説卦伝を詳しくお話する予定だが、普通の易書を見ると、八卦の詳しい象意が巻頭に近い位置に置かれている場合が多いものの、あれは順番としては六十四卦の後に置いたほうが実際の学習の上では良いように感じている為、経文解説の後に持って来た次第(勿論簡単な八卦象意の解説は第1回でやってはいるのだけれど)。
時間があれば、個人的には余り好きでない雑卦伝も読んでみたいと思っている。
スポンサーサイト