羽嶽根本通明先生頌徳碑
- 2014/04/22
- 20:23
愛宕公園入り口
通明の生誕地である刈和野の愛宕公園には、大正4年に建立された頌徳碑がある。
刈羽野駅から徒歩で5分程度の場所なのだが、2012年に私が訪れた際は、なかなか道が分からずに何度も迷い、散歩中の老婦人に道を尋ねたところ、刈和野の人間なら誰でも知っていると案内して下さった(地元では「周助さん」の愛称で親しまれているようだ)。
没後百年を経た今でも郷里の人々の記憶に刻み込まれている根本通明という大儒の学徳を思い知らされた次第である。
根本通明頌徳碑
頌徳碑建設事業の中心となったのは、刈和野出身の商人で、衆議院議員を四期務めた池田亀治翁(1867~1934)で、翁の母イノが通明の門人だったこともあり、翁自身も通明に私淑して勉学に励み、通明と同じく刀剣のコレクターでもあった。
また、当時評判が良くなかった秋田県産米の声価向上に特に尽力して功があったという。
碑文を解説した案内版(クリックしたら拡大します)
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