井上四明~東京易儒墓参録~
- 2014/06/17
- 18:44
井上四明墓(谷中霊園・甲10号2側)
井上四明(1730~1819)は、享保15年に生まれ、名は潜、字は仲竜、通称は仲といい、四明・佩弦園と号した。
戸口孝広の男であるが、6歳で孤児となり、義理の叔父尾崎孤雲に養われた。
越後高田藩に仕えたが辞し、江戸で井上蘭台(1705~1761)に学んで、その晩年に養子となり、跡を継いで岡山藩儒となった。
明和元年(1764)、備前牛窓で朝鮮通信使と詩を応酬唱和して詩名を高め、享和2年(1802)に世子の侍講となる。
易書に
『易解』
がある。
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