康治本傷寒論について
- 2014/08/21
- 18:13
康治本傷寒論は、一説には最澄によって我が国に齎されたとも言われるテキストで、これを最古本のテキストと考える人も居り、最近の研究書としては『康治本傷寒論の研究』長沢元夫著(1982)、『傷寒論再発掘』遠田裕政著(1995)などがある。
康治本は、条文数が僅かに65条に過ぎず、宋板に慣れた学習者には甚だ物足りないものであるが、それは逆手にとれば取っ付き易さという点で初学者への導入に甚だ便利なテキストでもある。
康治本をテキストにした講座では大阪の故山元章平先生(1906~1977)が有名で、この先生は四天王寺近くで南天堂という漢方薬局を経営され、近畿漢法研究会という勉強会を主宰されていた。
粟島先生も、若かりし頃この会に在籍して康治本を学ばれており、同門には近畿鍼灸漢方研究会を率いて現役活躍中の西脇平士先生が居る(西脇先生の講座では現在は康治本ではなく康平本をテキストにされているようだ)。
西脇先生は、80歳代後半の老先生であるが、お店のサイトもHPBを駆使して自作されているというから恐れ入る。
康治本は、条文数が僅かに65条に過ぎず、宋板に慣れた学習者には甚だ物足りないものであるが、それは逆手にとれば取っ付き易さという点で初学者への導入に甚だ便利なテキストでもある。
康治本をテキストにした講座では大阪の故山元章平先生(1906~1977)が有名で、この先生は四天王寺近くで南天堂という漢方薬局を経営され、近畿漢法研究会という勉強会を主宰されていた。
粟島先生も、若かりし頃この会に在籍して康治本を学ばれており、同門には近畿鍼灸漢方研究会を率いて現役活躍中の西脇平士先生が居る(西脇先生の講座では現在は康治本ではなく康平本をテキストにされているようだ)。
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