今日は神農祭
- 2014/11/23
- 13:55
少彦名神社(大阪市中央区道修町2丁目1−8)
道修町の少彦名神社は、「神農さん」の愛称で親しまれて庶民の信仰を集めているが、それほど古い神社ではなく、安永9年(1780)に京都の五條天神より少彦名命をお招きして炎帝神農氏とともに御祀りしたのがその起源という。
毎年11月の22日23日には神農祭が催され、東京でも湯島聖堂において神農祭が行われている(こちらは23日のみ)。
漢方家が中心の東京神農祭と違い、大阪は場所柄、薬種商が中心のお祭りであるらしく、加えて人ごみの嫌いな蒼流庵主人は、一度もこの祭に参加したことがない。
もっとも、誰かに誘われてなら、生来の出不精を押して出ていくかもしれないけれど。
来年は誰か誘ってちょ。
参道にある石灯篭
「易堂拜書」と刻まれた石灯篭が目につく。
詳しく調べていないのだが、名古屋出身の漢学者で寺西易道(1826~1916)という人が居て、この人は大阪府勧業課長や大阪博物場長等を務めており、没年は大正五年で年代も合うからこの灯篭の寄進者は寺西易堂であろうか。
寺西易道は名を「鼎」といったらしく、易に深く傾倒したことが窺われる。
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