『自然真営道』発見の地
- 2014/11/29
- 19:24
『自然真営道』発見の地(東京都足立区千住仲町21-8)
安藤昌益の稿本『自然真営道』は、どういう訳か北千住で秘匿されていた。
持ち主は、この地の名士だった橋本律蔵(1824~1882)という穀物問屋で、この人は中々の文化人だったらしいのだが、膨大な蔵書は死後に売り出され、古書店に引き取られた中に稿本『自然真営道』があった。
それを買い求めたのが、狩野亨吉(1865~1942)である。
大館で生まれ、八戸で活躍した昌益の手書き本が、何故さして縁の無さそうな北千住に眠っていたのかは、これまで謎とされてきたが、近年発見された新資料によって、橋本律蔵は昌益流の医家でもあり、昌益流の第四世伝人であったことが明らかとなり、北千住に伝来した理由も判明した。
2004年、北千住にて「安藤昌益と千住宿の関係を調べる会」が発足し、2年後の2006年には、写真の説明板が取り付けられた。
『自然真営道』発見の地(東京都足立区千住仲町21-1)
すぐ近くにも説明板があるので、こちらもお見逃しなく。
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