左から加賀井養賢先生、蒼流庵主人、奈良場勝先生(酒泉百菜 登美也にて)
年の瀬も迫った12月30日、京都に只ならぬ気配を漂わせた四人の男たちが集った。
一人は近世易学研究の第一人者・
奈良場勝先生、そして、神業としか言い様のない精度を誇るアストロロジャー・
青木良仁先生、更に、サイキックヒーラーの
加賀井養賢先生、最後はお三方に比すれば凡庸陳腐なこと此の上無き蒼流庵主人である。
それぞれ、共通項は易学を嗜むことと、蒼流庵主人と面識があることだけで、蒼流庵主人以外のお三方は、初対面同士である。
前日から大阪に宿泊された加賀井先生と蒼流庵主人は、連れだって清水坂を散策し、昼過ぎに金戒光明寺にて青木先生と合流した。
今年は水野南北の没後180年に当たる為、
南北先生墳にて青木先生に読経をお願いし、三人で供養させて頂いた。
小雨も降ってきたので、奈良場先生を出迎える為、JR京都駅へ足早に向かう。
青木先生のミスリードにて、とんだウォーキングをする羽目になったが、時間通りに集合場所に到着し、暫くして奈良場先生が到着された。
何故かアタッシュケース持参の奈良場先生は、どう見ても商談に来たような出で立ちである。
実は奈良場先生は、今回の忘年会のためだけに東京から新幹線で足を運んで下さった。
私如きの誘いに快く応じて頂き、感激の極みである。
少し、忘年会には早い時間帯であった為、喫茶店で時間を潰そうとしたのだが、さすがに京都駅前はどこも満席で、四人で座れる店が中々見つからない。
ようやくホテル一階のロビー横で営業している店舗に入ることが出来たが、店内は満席で、寒い中、屋外でコーヒーをすする羽目になった。
最初は初対面につき緊張した雰囲気であったが、すぐに打ち解けてきて、談論も活発に。
中でも青木先生はハッスルしてひときわ楽しそうなオーラを放っておられた。
しばらくして、隣席に煙草をふかしまくるアホ丸出しの小娘が現れた為、嫌煙家の加賀井先生が突然不機嫌になりイライラし出し、ちょうど程よい時間になったこともあり、予約してあった
酒泉百菜 登美也に移動。
店の選定は青木先生のアストロダイスに依ったが、リーズナブルながらお料理はどれも絶品である。
青木先生は最寄駅から自家用車で帰られる関係上、ノンアルコールであったが、他は日本酒が入るに従って、どんどん会話が弾んでいく。
談論するマエストロたちの横で、蒼流庵主人は小さくなっているだけであったが、これもまた実に学びになるのである。
今回は余興としてプチ年筮会も差し挟んだ。
筮具は神蓍とサイコロを用い、誰が誰を占うかは、くじ引きで決定した。
加賀井先生の2015年の運勢は雷沢帰妹三爻、奈良場先生は雷沢帰妹五爻、青木先生は風水渙四爻、蒼流庵主人は山水蒙上爻であった。
ところで、今回の易学大忘年会は、2015年GWに開催することになっている「新井白蛾生誕300年記念法要」の準備会を兼ねている。
日本易学中興の祖を顕彰供養したついでに日本海の幸を堪能、いや、海の幸を堪能したついでに供養するのか、よく判らないが、どちらにせよ我ながら乙な企画だ。
詳しくはプランが決定してから、蒼流庵随想にて告知させて頂くので楽しみにお待ち頂ければ幸いである。
何はともあれ、無事に易学大忘年会を終えることが出来、参加頂いた諸先生方には厚く御礼申し上げる次第。
読者の皆々様も、どうぞ良いお年をお迎えくださいm( _ _ )m
酒泉百菜 登美也のお料理は絶品!
スポンサーサイト