お笑い芸人という人種が基本的に嫌いな蒼流庵主人の数少ないお気に入り芸人にショウショウが居る。
しかしながら、ほとんど大阪の番組にしか出ていないらしいから、関東の人には馴染みがないかもしれない。
ところで、庵主が漢方を始めた頃は、もっぱら一元製薬の錠剤に頼っていたのだが、この数年はもっぱら台湾から勝昌の製品を取り寄せて使っている。
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台湾の勝昌製薬と言えば、世界でも最高峰の漢方製剤メーカーとして知られ、下手な煎じ薬よりもずっと良く効くと評する人も少なくないらしい。
以前、ご紹介した
“現代の神農”顔焜榮先生とも関わりの深い会社である。
日本では、東洋薬行が輸入して販売しており、「高かろう良かろう」の代名詞的存在であるが、台湾から買うと貧乏学徒の蒼流庵主人さえ気軽に手が出せるお値段であるのが嬉しい。
しかも、台湾の漢方界は中国と違い、日本の統治下にあった影響からか、傷寒金匱に忠実な方剤が沢山製剤化されており、その点では日本を凌駕する品揃えを誇る。
これなど、人によっては喉から手が出るほど欲しい方剤だろう。
しかも200gという個人で消費するにはお手頃な分量で購入出来るのも魅力的だ。
日本では何故か在りそうで無い四逆湯や白虎湯、白頭翁湯なども製剤化されており、試しに使ってみたいものも少なくない。
もっと嬉しいのは、日本では種類が限られている調剤用の単味生薬末が豊富なことで、手元の商品リストには300種近くの単味生薬末が記載されている。
マツホドの単味末など、何と茯苓と茯神に分かれており、厳密な使い分けが念頭に置かれている点、ただただ驚かされる。
これだけあれば、一から単味の組み合わせだけでどんな方剤でも作れるだろう(一緒に煎じるという工程はさすがに踏めないけれど)。
単味は100g単位での購入で、私が普段飲んでいる板藍根など数百円という安値である。
しかも、品質が良いと来ているから堪らない。
こんなのもあるが、買ってはみたものの出番が無く、持て余し気味(; ̄ー ̄A
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