六君子湯々呑
- 2015/08/10
- 19:36
以前交流のあった漢方薬剤師(中医学)から貰った「六君子湯々呑」。
ツムラの粗品らしく、よくある量産品の作りだが、有難過ぎて使えない神農湯呑より、普段使いには向いているかもしれない。
とは言え、いまだに未使用なのだが。
六君子湯以外のバージョンもあったらしく、他にどんな意匠があったのか少し気になるところだ。
文句は浅田宗伯の『勿誤薬室方函口訣』より。
比べてみると、人參の意匠など、神農湯呑の方がずっと生薬らしさが出ていて、それっぽい仕上がりになっているのは、特注品の格の違いというやつか。
前にも書いたが、生薬の種類は数あれど、薬草らしさを醸し出して描けるものは案外限られていて、陳皮などどうしたって普通のミカンにしか描き様がない。
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