江戸時代の易占家に学ぶ

左から：加賀井先生・奈良場先生・蒼流庵主人（ボスボラス・ハサンにて）

5日の土曜日は奈良場先生が4月から開講されている連続講座「江戸時代、易占術のいろいろ」の最終回だったので、加賀井先生と二人でサプライズの為、青山のNHK文化センターを電撃訪問した。

最終日ということで、花束を贈呈しようと考えていたのだが、こんな時に限って普段はいくらでも目に付く花屋がさっぱり見当たらない。

信濃町から歩いたのだが、警官がウジャウジャ居るので花屋の所在を尋ねてみるも、誰も近傍の花屋を知らず、ほとほと困り果てた。

赤坂御用地をお守りする警官諸氏は花屋など眼中に無いらしい。

結局、花屋を探している内に開講時間には間に合わなくなり、20分ほど遅れての電撃サプライズ参戦となった。

最終回のテーマは、先生の御専門である「江戸時代の易占家に学ぶ」だ。

御高著『近世易学研究』の内容を、配布された年表に沿ってダイジェストに解説されたが、本には書かれていないネタも時折飛び出すのが講座の醍醐味である。

講座終了後、打ち上げでもあるのかと思ったら、参加者諸氏はそそくさと退散されたので、三人で新宿へ出て喫茶店で時間を潰した後、トルコ料理の老舗「ボスボラス・ハサン」へ向かう。

以前、加賀井先生に連れられて一度来ているらしいのだが、どうも庵主の記憶は曖昧である。

奈良場先生は本格的なトルコ料理は初めてということだったが、まずまず御口に合われたようで、ワイン片手に愉快な打ち上げとなって、大阪から電撃参戦した甲斐があったというものだ。

四柱推命によると、2年後、蒼流庵主人に金運の大波が来るらしいので、その際は高級トルコ料理ならぬ高級トルコ風呂に参戦したいところである。

ところで、NHKからは秋以降の講座続投要請があったそうであるが、諸般の事情で先生は一期限りで退かれ、後任として古藤友子国際基督教大学教授による「はじめての易占～自分で答えをだしたい人の～」 がスタートする。

今回の奈良場先生の講座は全六回の土曜日開講ということもあり、参加困難だった方も少なくないと思われ、特に庵主の如き遠方在住者が受講の機会を持つことは容易ではなかった。

そこで、今回の連続講座を一日に纏めた内容の単発セミナー開催を先生にお願いしたところ、快諾を頂いたので、その内、遠方在住の諸氏方々のご期待に添える日が来ると思う。

何はともあれ、半年間お疲れさまでした、奈良場先生！