黄檗山萬福寺
中国式のおもてなしが如何なるものか体験するには、普茶料理を食べに行くのが一番だ。
普茶料理は、江戸初期に黄檗宗と共に伝来した中国の精進料理で、日本の精進料理と違ってカラフルでボリュームも多く、一品ずつの大皿料理を分け合って食べるのが特徴である。
庵主は加賀井先生らと連れだって2012年の2月に宇治観光と絡めてこの中国式精進料理に挑戦した。
そう、まさに「挑戦」という表現がピッタリのハードな内容なのだ。
銀杏庵(京都府宇治市五ケ庄三番割22)
銀杏庵は人気のお店で予約も中々取れないらしく、この時は12月に予約をかけたと記憶する。
趣ある和室で寛ぎ、お庭を眺めながらゆったりしたムードの中で楽しむということだが、内容はムードとは裏腹にゆったりはしていない。
竹酒はなんとサービス!
精進料理と聞けば、菜っ葉やら御粥やらを想像するが、中国式はなんともカラフルだ。
普茶料理の代表格の一つ「精進うなぎ」
添えられているのは肝に見立てた胡桃
デザートで〆かと油断させるが・・・
まだまだ出てくる!
漬物多すぎ!
ようやく〆
もう食べられません・・・
写真からもお分かりになったかと思うが、精進料理とはいえ中々にこってりしている。
そして、食べきれない量を御出しする中国式おもてなしにつき、端から客が残すのが前提で、お持ち帰り用のタッパまで用意されている。
スマートな庵主は勿論、肥満体の加賀井先生も完食出来ず。
もう二度と食べたくはないが、一度は経験すべきだとも思う。
これはそういう料理だ。
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