国会図書館関西館
- 2016/04/01
- 18:43
国立国会図書館関西館(京都府相楽郡精華町精華台8丁目1−3)
先日、初めて国会図書館の関西館へ行って来た。
恥ずかしながら、足を運ぶのは初めてのことだ。
永田町の本館は何度も利用しているが、これまで関西館はわざわざ出向くほどの必要性が無かったのである。
つい先日開館したと思っていたのに、もう16年というから月日の経つのは早いものだ。
今では国内の出版物は本館と関西館とに一冊ずつ納本することが義務付けられているが、それは当然開館以降のことなので、そんな新しい本をわざわざ京都と奈良の県境まで足を運んで閲覧するような必要はないから、ひょっとすると一生行かずに終わるかもと思っていた。
しかし、最近は雑誌類を精査することが多くなり、特に学術誌は国会図書館にしか納められていないようなものが少なからず、いよいよ出番が来た訳である。
さすがに日本建築学会賞受賞というだけあって、ハコは中々ナウいデザインとなっている。
本館も何年か行っていないので、利用の手順をすっかり忘れてしまっていて、何かと戸惑う。
幸い、閲覧したかった雑誌のほとんどは開架だったので、作業はテキパキと順調に進んでくれた。
途中、さる漢方研究誌の一年ほど前の号で、高名な学者先生が庵主の調査研究について書いて下さっていたことを偶然知る。
誰も教えてくれなかったので、今まで知らずに居たが、自分で発見してしまった。
必要個所を複写しようとしたら、ここには図書館職員の手で複写するサービスと自分で行うセルフ複写のサービスとがあることを知る。
永田町では全て図書館職員任せにつき、時間のかかることこの上なかったが、これは有難い。
しかも、セルフは複写料金も安い。
関西館だけのサービスなのか、最近では本館にも出来たのか知らないが、枚数が多い人には嬉しい価格設定だろう。
必要個所がごく僅かな雑誌類の場合、所蔵スペースの問題もあって、庵主のような個人は購入に二の足を踏むが、今後は関西館を利用させてもらい、研究を進めていきたいと思う。
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