生田永貞~島根易儒墓参録~
- 2016/09/14
- 18:23
生田永貞碑(天倫寺/島根県松江市堂形町589)
生田永貞(1771~1843)は、明和八年に生田永税の男として生まれ、名は永貞、幼名は美穂吉、字は无咎、通称を十兵衛といい、好好と号した。
文化七年(1810)、父の跡をついで松江藩に出仕し、天保九年(1838)に致仕。
仏学・漢学・兵学などに通じ、門人に教授した。
また、漢詩・和歌・狂歌を能くした。
易書に、
『易翼略解』
『太極説』
がある。
墓域には生田家の墓碑があるが、昭和三十年代に累代墓に改葬された模様で、写真の碑は境内にある顕彰碑である。
門人により建立されたものであろうか。
名の「永貞」、字の「无咎」など、如何にも易儒らしい。
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