清原宣賢~福井易儒墓参録~
- 2016/10/17
- 18:50
清原宣賢墓(禅林寺/福井県福井市徳尾町22-12)
清原宣賢(1475~1550)は、文明七年に卜部兼倶(1435~1511)の三男として生まれ、名は宣賢、号を環翠軒といった。
清原宗賢(1431~1503)の養嗣となる。
享禄二年(1529)剃髪。
明経の博士家である清原家の当主として、拠るべき証本およびその注解書の作成、研究書の書写、講義などに業績を遺した。
その学問分野は、経学を中心とする漢学のみならず、和学・神道にも及び、辞書編纂・抄物作成などにも見るべきものがある。
越前朝倉氏に招かれ、同地で没した。
易書に
『易啓蒙通釈抄』
『周易抄』
がある。
スポンサーサイト