井上頼圀~東京易儒墓参録~
- 2016/10/21
- 18:03
井上頼圀墓(青山霊園立山墓地1-イ-3-1)
井上頼圀(1839~1914)は、医師・井上頼正(1809~1879)の男として天保十年に生まれ、名は頼圀、幼名は次郎、字は伯随・厚載、通称を大学・肥後・鉄直といい、一賀・英玉翁・呉竹亭・神習舎と号した。
相川景見(1811~1875)に歌学を学び、文久元年(1861)に平田鉄胤(1799~1880)に入門、元治元年(1864)には権田直助につき古医道を学んだ。
慶応三年(1867)、京都で討幕の密議を与り、勤王派の国学者と交際。
明治以後は、宮内省御用掛・学習院教授・宮内省図書寮編修課長などを歴任。
その蔵書は無窮会の神習文庫として現存する。
易書に、
『易学こころおぼえ』
がある。
井上頼圀碑
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